ito_kei2010-03-26


やっと研修話です。


前日記でも写真をのっけていますので、もう分かる方はわかるかと思いますが
沖縄の某巨大水族館に研修へ一週間行ってまいりました。


海のない岐阜でしかも水族となると「え?なんでまた水族館?」と思われそうですが
物言わぬ動物を扱うこと、管理方法、感染症対策、これだけの規模でこれだけのことをやっているところであれば学ぶべきところは多いはず。



実際は本当、考えていた以上にすごかったです。
お世話になった獣医師の先生は2人(健康管理部門スタッフもいます)ですが、意識がとても高い!
不可能と言われていたようなことを、彼らは考えてやってのけてしまっています。
誰が教えてくれたわけでもないことをどんどん試みています。
そして結果が事実として出ています。


言ってしまえば特に厳重な検疫体制を設けているわけではありません。
踏み込み槽(消毒槽)とかは変わりません。
日々の観察や、治療方法の確立、薬などの知識(ちょっと質問するとどわー!っと出てきます。持っている知識の違いを感じます)



「ここは施設がすごいから」とか「お金がそこにかけられるから」それはもう言い訳みたいなものでしかないと感じました。
お金だ設備だ以前に目標意識や取り組む姿勢自体が全然違います。



サメやエイの補液や採血、麻酔、投薬、治療処置、エコー
鯨類の採血、投薬、検査、健康管理
病理解剖
毎日がめまぐるしいほどにやることはいっぱいでしたが
ここまでしているからこそ、あの規模が保たれていて、新しい技術が確立されているのだと感じます。



今回は技術的なことは岐阜で即応用直結することではないことが多いですが
本当に何よりも取り組む姿勢の高さをまざまざと感じました。
これだけ高い意識を持っている先生方にお会いすることができて、がんばらないと!と思わされます。
言い訳つけたらいくらでもつけられます。
そうじゃなくて、追い付けるようになりたいなと思います。


水族館スタッフの方々には感謝しきりであります。