そんなせんせい業
今回私の担当はヘビの骨格標本作製(もうひとつは小型哺乳類の骨格標本作製)


大慌てでハブの骨格を作る

移動日前日の朝出勤前に乾燥開始、仕事後帰宅して少し乾きかけたところでポーズを作りなおして夜明けまで
出発する朝に乾燥完了!でした。
ギリギリ間に合う…
人生初ハブはこんな大慌ての中出来あがりました
少し漂白が甘いですが…


目指す「らしいポーズ」になっているかしら…



移動バッグの中にはアオダイショウとボールパイソン、そしてハブのホネ
空港で捕まるんじゃないかと本気で緊張していましたが、案外とスル―でした。
いや、エックス線下では生きているかどうかも分からないよね…?
ヘビが3体とぐろ巻いてたら絶対あやしいだろ!
止めなよ!と逆に思ってしまった。



前回の講座の後、友人からボアコンストリクターの死体があるという話をもらった
いやだがしかし、相手がでかい。
これを一人で処理するのはかなり無理がある…と思ったところで、高知で講座としてみんなでやれたらいいなと提案させてもらったのでした。
それが今回のはじまり



そんなボアコンさん
とても状態良く保存されていました。大切にされていたのもよく分かる。
役に立ってくれればと言ってくれた友人に感謝であります。
めっちゃみんな興味津津だったよ!


大人気です(しかしこの後の処理は相当でしたが…)



サンプルのみなさん
(手前6体のヘビは私ではなく、受講の小学生作です!
いやいや、教えることないやん!)



初日は小型哺乳類の日
私はモグラとコウモリ作成へ
こんな感じに…!なるかしら。
虫を使った作成は私自身未経験なのです、今回が初



いただいたモグラから胎仔が出てきました
わ、笑っているかのよう…(ややグロ、すみません)



二日目は担当のヘビの日
奄美からハブとヒメハブも持っていきました
さすがにハブは解剖には回さないことになりましたが(毒の力としてはそうでもないのですが、量が多いということなので
ダメじゃないでしょうが…)
普段見ない種類をお見せ出来て良かった。

やっぱり顔が一番凶悪な気がします…


そんな私の担当はマムシ
いや…こっちの方が毒としてはヤバイ気もしますけど
ちなみにおなかからタカチホヘビとカエルが出てきました。
他のみなさんのも、ヤマカガシからヒキガエルが、タカチホヘビからミミズが出てきておりました。



ボアコンの皮、でかっ!ながっ!
いや、それでも今年早々にやったグリーンパイソンの方が長かったか…(2mは越えておりました)
http://d.hatena.ne.jp/ito_kei/20130306


骨格がメインで、皮はきれいに剥けたら残せるよ的オプションだったはずが、みなさんキレイに残されておりました。
ヘビはさすがにすべらかでキレイです。
(思えば鱗面を見たいがため?に鱗面を全面にだして広げたけど、
このまま乾くと段ボールに貼りついてしまう気がする…
乾燥してもらいたい裏面を空気に触れさせるべきだったんじゃ…)



なんとか予定の内容を無事終えて、来月までみなさんそれぞれで処理を進めてもらって次回完成までこぎつけます!



前回も受講していただいた(受講もなにも、十分出来る人だとしか思えませんけど)詳しくはこちらで↓
たにぞうさんいつもありがとうございまーす!
次回はお酒で!
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