今日は別のムササビを委託飼養していただいている方にお会いしてきました。
仕事ではなくもうプライベートです。


こちらが育てているムササビとほぼ同世代(一か月ちょっと違うくらい)
ちゃんと仲間を仲間と認識できるのか、大げんかにならないか、そこら辺の確認でもありました。
オス同士なので繁殖期には激しい闘争もおこります。小さいとはいえそういうことも十分起こりうるので
ケージごしからちょっとずつ…ではありました。



その子の姿を見たのは割と久し振りでしたが、でかくなってる!立派に育っておりました。
そして全然顔が違う!
見分けられるのかな…なんて不安は全くでした。
毛色も茶色みが違うし、毛が若干長いところも違う!
こんなにも顔が違うとは、驚きました。
動きや鳴き方も違いました。


鳥をヒナから育てたことはありますが、そこまで個性というのは感じません。
きょうだいで育てると性格の違いは少しありますが、顔は同じにしか見えない…
小鳥となるとなおさらです。
ちょっとした羽の生え具合やあるいはすれなんかで見分けたりするくらい。もっとわからないときはマークしないと分かりません。


見た目も性格もこんなに違うのか〜と妙に感慨深いような(?)感心!
確かにタヌキが顔も性格も一頭一頭違う、
入院中のタヌキも見間違えることはないほど違います(片や皮膚病もありますが)
哺乳類というのはやっぱりそういう個性やら多彩なのですね。

これはあちらのムササビ

写真、ピントあってなさすぎる…

これはうちのトイレムササビ

違う!というのはたぶん、一番育てているものが分かることで同じに見えるかもしれませんが
本当!ちガうのですよ!

あまりレンズ向けるてカシャカシャやってると気にするだろうか…と重要な面談時間(?)中は写真撮らずでした。
撮れば良かったなあ。



対面はというと、最初はフリーズ(少し腰引け気味)そのあとはお互い関せず、双方勝手に動き回る感じでした。
においをかぎあうとか、じゃれあうとかもほとんどなく、近くにいても関せず。
何回か威嚇なのか、かみつきかかることはありましたがしつこく追いまわすこともなく、その後もまた普通に存在を許容していました(かみ付かれたあとはいじけてしまいましたが…すみません!)
縄張り的なものはあるのかなと思いつつ、そこまで厳密なものはなさそうです。
もっと追いかけまわしたらどうしようかと思ってたのに、大丈夫でした。
まあ、まずまずと思います。
双方全くコミュニケーションが無理ってわけではなさそうです。
最初は腰引けまくりで何となく頼りなく、咬み付きかかるという意外なほどたくましい行動を見て母としては頼もしいようで、「ちゃんと挨拶しなさい!」みたいな気持ちでした(苦笑)




そのあとは図々しくもお宅にまでお邪魔して長居してしまいました。
遠慮ない自分…がっつりご飯まで頂く…すみません!
ムササビ話だけではなく、犬猫話までたくさんしました。何しに行ったのだ…?
でもとても大切にされているのはよくわかります。
今までの記録もとても丁寧にきちんとまとめられていました。
今はまだ「野生動物」でもあり「飼育動物」です。
たくさん愛情を受けて、情緒も育って、立派に育ってもらいたい。
リリースは長い目で見ていかねばなりませんが、あの子なら出来そう、そしてうちの方もできそうです。



今度は野生のムササビを見に行きましょう!と約束しています。
楽しみであります!