ito_kei2010-02-09


ブログやらを通じて、たまにメールなどで獣医的な相談をされることがあります。
犬や猫の病気関係の相談とか
でも私は臨床経験など本当にわずか、そんな相談にこたえるなんて、おこがましいもいいところです。
変なことを憶測では言えません。言いません。
正直に経験がほとんどないことを伝えて、
姿を見ていない子を診断できるわけもなく、見てないのに大丈夫だなんて言える人を信じちゃいけないし
かかりつけさんを勝手にケチつけることはできず
言えるのは「病院に行ってください」しかありません。


それでもメールには「伊藤先生」と書かれていて
いまだにドキッとします。先生だなんて、とても重い。
でも、世間的には「師」という資格をとったらどんな未熟者だって「先生」
そこにはそれなりの責任や、先生といわれるだけの重圧みたいなものも感じます。


相談されて、憶測でもしこたえてしまったとしても、それはそこらへんの犬好きが言った言葉じゃなくて獣医師が言った言葉
責任の重さなんて全然違うと感じます。


なかなかかかりつけさんのところでは聞きにくい…とか
単語は難しくてわからなくて…みたいな、そういうのはもうまさに専門書で確認しまくりであります。
(それでも最終的には相性のいいかかりつけさんを近くで見つけるべきとお伝えします)



先生!と呼ばれるといまだ恥ずかしく、責任重く、照れくさく、遠慮しそうな自分ばかりですが
そういう立場なんだと自覚するとともに
裏切るようなことにならないようにしないとな、と思わされます。


伊藤先生と呼ばれるよりいとけい先生と呼ばれる方が多いような気もしますけど…そっちの方がしっくりくるなあ。

あ、あとは偉そうになりたいわけではないです。
あくまで庶民的(?)でありたいです。