ito_kei2010-06-06


一昨年より去年、ちょっと前より今、と思うなら
いくらかは進歩出来ているように思えます。
常にそうありたいと思っています。


以前なら箱に入れるだけで、上が網だから十分に明るい。
どっすんバッタン大暴れ
羽は擦れてフンで汚れる。
安静からも程遠い「入院、安静」。。。


尾羽が擦れたり汚れないようにすぐにテールカバーをつけ
安静を保てるようにフードを装着(フード自体を嫌がる様子ではなかったので)
餌の時の短時間だけフードをはずして食べてもらう
投薬処置は静脈に投与


たったそれだけを、ずっとここはできていませんでした。
多分よそからしたら、当たり前の収容措置かもそれない。そんなこともできていなかった。
以前では、確実に出来なかったことを、いくらかなりにも出来た気がします。


おかげで数日の入院のみでリリースされました。
入院期間中の羽のスレはほとんどなし、これならまずOKと思えました。


同じ処置をすべての鳥に出来るわけではないですが
当たり前のようにテールカバーをつける意識
暗く静かにしないと安静にならない常識
ちょっとだけでもそういう「当たり前」が、他のスタッフにも伝わるといいなと思います。
(いつも何度でも言ってますが、ワタクシは事務員、獣医の指示に従うべき立場であります。私がすべてやってしまうことで、丸投げどころか見もしない流れになってしまっているのも、現状です)


写真は箱が実はせませまになっちゃってますが…(急いで用意したら、狭すぎた)
「こんなんじゃだめだ!」と言われそうですけど…;;
以前よりは少し、少し、より良い方法を出来るようになればと思います。
一個体一個体がすべて経験、すべて次につなげたい。


爪の擦れに気がつけたり(地面を少なからず歩いていた?)
抱卵斑に気がつけたり(もしダメでも、一刻も早く戻したい!)
前は見もしない気づきも出来なかったことが、ほんの少し進む
次回はもっと、細やかに見て的確に診断処置ができますように。




タヌキっ子たちは元気にしております。
以前載せた写真と同じ箱
いくらか黒いいもむしが大きくなったのは、分かりますでしょうか。