ito_kei2010-06-30


前日記の夜間徘徊のときですが、不思議と「見える」瞬間があります。
おばけとかそういうものではなくて、目的の動物のことです。


自動車の助手席にいて、時速20〜40キロくらい。
見えるのは車のライトの範囲内しかありません。
通り過ぎるその瞬間、目の端に見えるもの
まさに通り過ぎる瞬間にビタッと完全に動物が浮かび上がる瞬間があります。


時間にして一秒も(当然ながら)ないような、そういう瞬間
脳内でおっそろしいスピードで情報処理されて
絶対そこまで見えていないのに、「あっち向いてた」「こういう格好をしてた」というところまで「見える」ときがあります。


先日は道路わきのガードレールか何かの棒の上にとまってたフクロウ
脇道にいたキツネ
キツネに至っては何かちょっと白っぽいものをくわえてて、ちょっと向こうむき、右から左に移動中
少しくわえなおすような動きも見えた気がした。
毛並みがあまりよくなかった。
車が通り過ぎて、念のため方向転換してみたときにはもういなかった。
写真を見たかのように鮮明に見えるって、脳処理もすごいですけど(勝手な処理だけど)
ちょっとした柴犬だっているかもしれないけど
確実にキツネになってたり
フクロウも、やはり見えてたもの通りにいる。


夜間徘徊している人たちってだいたいそういう、通り過ぎる瞬間に姿形が見えるってあると思いますが
カエルやヘビも一番近くなるときでないと、葉っぱなのか枝なのか見出すのはぎりぎりになりますが
なぜか私は真正面にいるものより、こうして目の端を過ぎる瞬間の時が多い。


それをさがしてその姿を無理やりあてはめているつもりもないですが
やはりどこかでイメージされるものがあるのだろうか。
「あっ!今いた!」と急に叫ばれると相当驚くようです。
同乗者もそういう「今いたって、いつどう見えてんのさ…」というものを出す時ってありますが
ああいうときの集中力ってものすごいんでしょうね。
だいたい2時間くらいで切れてきます。


浮かび上がるように見えた瞬間って自分でもテンションあがります。
鮮やかに譲歩処理されるからでしょうか。


しかし…
日常生活にいかせる能力を…!


キツネはほんとにこんな風でした(画力のなさはご容赦ください)