ちょっと前に重機が入ったことで、どうなることかと思っていた場所

http://d.hatena.ne.jp/ito_kei/20120513

100m四方もないくらいの場所(田んぼと原っぱ、空き地)
やっぱり田んぼだったところは休耕田状態です
おそらくもうなくなるのでしょう
雨のせいか、重機はそんなに進んではいません



日曜に通りがかったらカエルの声がする…
夕方にちょっと行ってみました
重機によって盛られた土の山の横に出来た小池(雨がたまっただけというか…)
トノサマガエルがうじゃうじゃでした

小さな小池(水たまり)2つににものすごい数!
人の気配にあっという間にいなくなってしまいますが(この写真でも結構逃げているので少ないくらい)じっと静かにしているとまた戻ってくる
とにかく密度がすごい



大変にぎやかで生き生きはしているけど…
そこの田んぼはもうないし、他にある田んぼは道路向こうだったり、一面だけだったり



なんだか必死に鳴き、次世代を残そうとする姿
余計に儚い
いつさらに重機が進んで、水がなくなるかも分からない
自身の棲みかさえもいつなくなるかも分からないのに
卵が孵っても、棲むところはきっとない
先はないなんて分かるはずもないし
当然彼らは将来を憂うことなんてない


川向こうには田んぼが広がっている場所があって、
そこでも同じようにな姿があるのに
当然ながら、私が一匹二匹移動させたところで何も変わらないし、人為での移動はするべきじゃない
何かしてあげる、なんておこがましいこと
田んぼを利用するという人の生活に合わせた生態になったカエルはそういう変化もありうること
分かっているけど、見ているととても複雑



彼らには今しかないんだよなあ…



気がつけば5時間近くも居座って、深夜になってしまうという
(いや、この前に川向こうの田んぼにも行ってたんですけど!
それは次にでも)
なんだかその日はあまり眠れませんでした。


前ヒクイナが鳴いていた駅前の空地(?)も今は建物建設予定が入って、面影がなくなりつつあります。
そこも未だにカエルが鳴いている
コンクリで四方を護岸されていて、それこそ出口もない場所だから
彼らはそこで尽きていくしかないのでしょう