半月ほど入院治療していた野鳥が急に死んでしまいまして
なんとも、うまくいかなくてモヤモヤとしてしまったので
急きょ夜の林道に行ってまいりました。



どこに行こうか迷いつつ、実に4月以来の自粛してた林道へ。
幸いにして、その日は先客はいないようでした
先客のいるいないでは随分違うもんだ!と思うほど結構たくさん出てくれました。

アカショウビン幼鳥
全然助けられなかったな…そろそろ渡りのシーズン
来年は一羽でも助けられるよう、頑張らないと!!


アカマタ幼蛇
頭に虫が…


オオトラ二発!!
どっちも尾羽も短いし、もしかして今年生まれかも?
嬉しい出会いでした


クロウサギもちょくちょく見えて、7頭
写真はさすがに全然無理でしたけど
3頭同時にいた時もありました!

↑一応葉っぱの向こうにいるのです…苦しい…!





保護理由以外で、入院管理中に死なせるのは何とも悔しい
手技の問題とも言えると思うから。
強いストレスを強いているのは間違いないし、それを少しでも軽減して、早く治るようにしないと…まだまだ足りません。
何とも言えないもやもや、やっても毎回のように途中で死んでしまう悔しさ
あと少し!まで来たのに死なれてしまう。
動物園側にも話を進めつつ、野生復帰を諦めきれない思いがあっただけに
本当になんともいえないもやもや
そんなだったので、夜の山に動物探しに行って来たのでした。


むしゃくしゃして飲みに行く!とかに近いニュアンスなんでしょうか…しょせん私はそっちでしか発散出来ない人なので。
目的の林道行くまではドライブみたいなものだし、林道では集中していないと探せないし危ないから
そうやって彼らのエリアにお邪魔して、野生を見に行くと、すーっとします
気持ちが冷静になって、雑念が減る


ああ、絶対にかなわないし、私なんぞが治すとか戻すとか、こんなすごい世界で生き抜いている動物を元に戻すなんて、土台無理があるんだよなあ…としみじみ思ってしまいます。
どれだけ緻密に繊細に出来ている体、たくましく生きるための仕組み
それだけに少しでも破たんしたら、元に戻すのは本当に難しい。
当たり前だし、分かっているけど、改めてそういう場所に身を置くと感じます。
私なんかじゃ暗くて一晩すらまともに生き抜けないかも…


世話するにあたって、彼らの自然の姿をどれだけ知っているんだろうか
どんな場所で、どんな餌をどれだけ、全然知らないんじゃないか。
それでいて治すとかもう本当におこがましいったら。
もっともっと知らないと治療なんて出来るはずもないし、リハビリなんて出来ない





久しぶりに一人で林道行って来て、こっちが元気をもらう夜でありました。