日曜は奄美ホネ部の活動日でありました。
前日にオガワコマッコウの漂着死体の情報をいただきました。
これは行かない手はありません!!
日頃漂着情報がたとえあっても平日仕事中であればいかんせん、行ける機会もなかなかないので
週末にかかるなんて!なんてありがたいことでしょう!!


海洋生物研究会としてなのか、ホネ部としてなのか分からなくなりそうですが、まあいいか!
この日集まったのは4人


オガワコマッコウ(だったものというか…)ははじめてです!わーい!


すでに、結構な具合になっております…うごめくUJIも無数に…うええ…(うええと思ったのは最初だけでしたが…)
さわやかな快晴に漂う異臭


しかしこれを独占(?)出来るのはありがたく贅沢だと思ってしまいます。
奄美にはこういった漂着死体を喰らうような動物…カラスはいますが多くはないですし(全くついていなかったし)
カモメ類もほとんどおらず、トビもおらず
タヌキとかのような中型哺乳類もおらず
数日このままだったようです。



解剖(むしろ解体?)はあまりにアレなので、写真は控えます。私は撮っていませんが
いつしか臭気も忘れ、夢中でありました。
♂成獣
さすがに状態も悪いので、死因等はわかりませんでした。
胃の中はイカのくちばしがいくつも(つまり死の直前まで採餌ができていたのでしょう)
大きな外傷はなく、ダルマザメの咬みあとはあるけど、これは死因にはならないはず
何があったんだろうなあ。


思いのほかサクサクと作業は進み、お昼すぎたころには終了
浜を見ていると結構漂着物が多そうな雰囲気じゃないですが。つい先日モダマ拾いで楽しんだ記憶が新しいので思わずそんな目で浜を見てしまいます。
骨格標本用の埋設も済んだあと、少し浜を歩く


うおっ!ウミガメ!

これは前日すでに確認済だったそうですが、すでにほぼ出来上がり、においもしないし、乾燥しているし
これはこのままでもいいかもしれない
当然お持ち帰り(私物化ではありません)


素敵じゃないですか〜
クジラ作業中にも偶然ウミガメの嘴を発見していました。おそらくこの個体のものだったようです。


モダマも一個発見しました♪
他にもオオウナギと思われる干物もありました(拾いませんでした)
この浜いいんじゃないの!



夜はホネ部で慰労会(?)
今後はどうやって部員を増やしていきましょうか…学校なんかでお話とかできる機会があるといいけどなあ。
じっくり機会を待ちましょう。


翌日の地元新聞にもはっきりと「奄美ホネ部(同好会)」も参加、と書かれていました!
さらっと地元紙で部の紹介もできてしまった。


朝から非常に充実した休日でありました。



※追記 「奄美骨部」は2015年より名称改め「Amami Wildlife Rescue(AWR)」へと変わりました。
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