羅臼のシカ


私が知床に通い始めたあたりをまったく語っていないことに気がつきました。
(一体どのくらいの方がみているのか分かりませんが…)

初めて知床に行ったのは羅臼側のビジターセンター。ただ、長期的にどこかに滞在して
自然の中で生活したい!的な発想からでした。
次の年からは反対側の斜里にある知床自然センター(鳥獣保護センター併設)に滞在するように
なりました。
こちらはボランティアとしての登録が必要になるため、講習を受けなければなりません。
私は講習を受けられないかわりに長期滞在するというかたちでセンターにおける仕組みを
理解するという前提で滞在させていただきました。
(つまり短期でだれかれかわまず受け入れているわけではありません)
知床はヒグマがいまだ多数生息する地域です。
そしてその野生動物保護管理を実体験したい。
その他の雑用から、ヒグマだけではない、国立公園におけるさまざまな問題もまた、
行ってこそわかることもたくさんあるはず。
そういった思いで行き始めました。
いまやスタッフの方々とも仲良くなってきて、みんなに会いに行きたい!という感覚も
少しありますし、純粋に鳥屋、哺乳屋、何でも屋の私としては色々見たい!というのも
大きいですが。
センターなど、いわゆる内部にいくことで、普通に旅行しただけでは見えない部分もたくさん見えてきます。
実際、行く度にさまざまな勉強になるし、知らない事もたくさん。
長期滞在といっても一ヶ月前後程度では何もわかるはずがありません。

何度行っても知った気にはなれません。雄大な自然、でもでもマナーの悪い観光客がいたり、啓蒙普及、ヒグマ問題、シカ問題。

そんなところがひきつけてやみません。

また行きたい、私はまだまだ知らない事だらけです。