自分はどうなんよ、というのを書き忘れていました。

やはり、ホンモノを生で、自分の眼でみる、感じるというのは本当に大きなものです。
あの大きさ、存在感、まさに自分でみてこそであると感じました。
「みたい!」という欲求は怖いもので、あの山奥にいるよともし言われたら、行ってしまうかもしれません、「ちょっとだけ」「自分だけ」というように。
シマフクロウは非常にディスターブに敏感であると聞きます。
こういった「ちょっとだけ」がカメラを持っているとさらに「もう一歩…」とどんどん欲も増していきます。
必ず、悪影響は出ます。
最悪では、巣の放棄もありうること。

餌付けというものは確かに悪い面も持っています。
でも、そういった完全に野生の個体に悪影響を与えうるよりは、こうしてある程度ヒトの存在を許容した個体を「見せる」というのもアリなんじゃないかと思いました。
それほど、見るというのは大きくあると思います。
それは動物園で絶滅危惧の個体を見せるのも同じ事。
それが餌付けであれ、野生であれば魅力はさらに上回ります。
必要以上に餌を与えすぎれば他の動物(ミンク、キツネなど)も餌付いてしまいます。
最小限で、また照明やストロボなども最小限の影響下でできれば、こうした餌付けされた個体というものを維持するのも私はひとつだと、思いました。
本当難しいですが、私はそう思いました。