本日大部分が引っ越し業者さんに持っていかれました。
シカの角をそのまま持って行ってくれました。
かなり怪しまれましたが、私も電車などでシカ角をもって行く勇気もないので感謝です。
あとは、水槽の生き物たちをなんとか移動させねばなりませんが、押入れなどがなにもなくなった状態の部屋をみるとよくもまああんなにモノが入っていたなと感心しました。


夜は以前バイトしていた小料理屋さんへ。
きついときもあったけど、マスターにはすごくいろいろしていただきました。
まかない付きだったのでかなりの栄養も。
忙しくなってなかなかいけなくなったあとも電話をくれたりとよくしてもらいました。
接客というのについて大きく勉強になった場所です。


話は変わりますが、ワタリガラスです。
結局今回の知床では見えませんでした。
ハシブト・ハシボソはたくさんいましたが、漁業の街羅臼なので、魚狙いでカモメたちとわいわい群れていました。
オオセグロカモメなどは、屋根に巣を作ってしまい、ちょっとした問題でもあります(余談)


斜里にいると、1日に一回はワタリガラスの声が聞こえました。
「フレペの滝」に行くと、姿も良く見えました。
一日中ワタリガラスのためにじっと待っているヒトもいたくらいです。


昔は、「同じような真っ黒カラスなのに、なにがそんなに魅力なのか???」などどのんきに考えていました。
最近になり、アイヌイヌイットなどでワタリガラスの話を読む機会があったり、雑誌でワタリガラスの伝説について見たり聞いたりして、ワタリガラスという生き物に興味を持ちました。
創造の神であったり、なにかと象徴的に表されています。
声が様々で、言葉をしゃべっているようなところもよく取り上げられています。
たしかに、とても不思議な声で、ヒトが真似をすると鳴き返してくるとか。


数も少なく、雪真っ白の中で動物の死体をどうやってか発見して一番につく。
というのもいろいろな伝説を生んでいるようです。


そういう意味でワタリガラスに興味をもち始めて初の知床でしたが、羅臼側には少ない様子。
出会えませんでした。
流氷が無かった影響もあるのかもしれません。
いつものフレぺの滝に行かなかったので、以前に比べるとなどというのもわかりません。

でも今年はなぜかゆっくりワタリガラスに会いたかったなあ。
あの声を雪原で聞きたかったなあ。
なんて思います。
雪原で一人でぼうっとしているとき、響いてくる彼らの声は本当に不思議です。


知床は羅臼側と斜里側に分かれていますが、
羅臼は漁業の街。
斜里は知床五湖カムイワッカの滝、連山など自然の観光地がたくさんあります。
動物も伴っていろいろ見えます。
エゾシカはカラス以上に毎日見えますし、ヒグマ、モモンガなども見えました。
羅臼は冬になるとオオワシオジロワシの数が圧倒的に斜里より多くなります。
魚食性の鳥なので当然ですが。
シカは斜里より多くなく。
キタキツネは同じくらい。
モモンガは多分巣さえわかれば変わりないかも?でも探す場所があまりないかも?


なんてどっちもいいとこがあったりして。
今回は冬で、オオワシを見たいということで羅臼に行ってきたのでした。
本当は一回は斜里に行きたかったけど、残念ながらいけませんでした。


ちょっとかなりひとりごと。