御蔵桟橋から


続きです。
御蔵島から去る日です


27日

この日は朝イチでイルカへ。
6時半に出発。
早いけどこんな時は起きられるから不思議。
今日は少し波が出始め、明日からはきついかな〜と感じさせる。
これでしばらくイルカと泳ぐのはお預けだと思うと感慨深いような。
今日はめいっぱい潜って誘ってイルカと絡むぞう!と意気込みます。
(前日カメラがイカレた為というのもあり)
この日もまだ他の船もいなくて、独占状態!
出港すぐにこの日もイルカ出現!
本当にこの島はイルカがいて当たり前なのだと実感する。
船さえ出れば、ほぼイルカに会えるのだから。


この日は一番イルカが絡んでくれた気がしました。
こっちが疲れてしまうほど。
触れてしまえそうなほどの距離。
大きな群が通り過ぎて、かまってくれたり、ゆっくり泳ぎつつ見ていると
イルカがウミガメを追いかけて遊んでいたり、仲間同士で遊んでいたり。
野生のイルカでは初めてバブルリングを見ました。
御蔵のイルカも色々遊びを考えているんだなあ。
そっと海の底でのイルカの行動を見ているだけで気持ちよかったです。
行ってしまったなあ…なんて思ってたら引き返してまた近くをくるくると回ってくれたり。
前日もよく遊んでくれた、胴体にはっきりとダルマザメの噛まれた跡のある若い個体
この日もいっぱい遊んでくれました。
ありがとう!


これまでの二回は島一周をしていたけど、今回は一周もしないうちにいつのまにか時間もたっぷりすぎて
半周で帰ってきた。
3回とも天気も透明度も良好とは言い切れなかったので写真はイマイチでしたが
たくさんイルカを観察できて良かった!
この野生動物なのに、ありえないほどの距離までヒトに接近して、餌を求めるわけでもなく、襲うわけでもなく、
興味で遊んで去っていく不思議な動物です。
「かわいい〜」とかうじゃあなくって
そんな「へんな野生動物」に惹かれてやみません。


港までの帰りはちょっとしたトローリングみたいなことをしながら帰り。
ちっさい魚がいつの間にかとれていました。


9時頃帰ってきて、ゆっくりしながら帰る準備。
お土産もほとんど売っていないので、そういう意味ではばたばたすることもなく
のんびりと準備が出来る。


宿のお父さん、お母さんにお礼を言って、港まで送っていただく。
港ではそんな光景が今日もいっぱい。
みんな満足そうな顔。
フェリー待ちをしているときにも桟橋からイルカが見えました。
こんなに「普通」にイルカがいるというこの島がすごいなあと思ってしまいます。


フェリーではまたまたすっかり寝てしまいました。
いっぱい寝てるはずなのに、やっぱり泳ぐって体力使うのかなあ。
何気なくデッキにでたら、いい夕日でした。
今回の旅でやっと見えた夕日(帰還した日の日記の写真です)
今日の写真はかろうじての26日の御蔵の桟橋からの夕日?です。
これはこれでとってもきれいでした。



そういえば、お父さんに山に連れて行ってもらった夜(夕方)は
アカコッコアオバズクコマドリホトトギスなどが沢山鳴いていました。
姿をキチンと見た鳥はあまりいないけど(ってか双眼鏡も持っていっていないけど)
アカコッコのさえずりははじめてかも。


たった3日間でしたが、本当に充実していい旅を送ることが出来ました。
宿のお父さんやお母さん、島のみなさんにも感謝です。
(見知らぬ私にも、島の子供たちもきちんとこんにちは〜と挨拶してくれます。
そんな当たり前のような光景もまた、ステキです)
一年に一回は行きたい島でした。
安くバンガローに泊まるのもいいけど、宿で地元の方々とゆっくりお酒でも交わしながら色々お話する、
そんなのもやっぱりいいな、と実感しました。
料理も地元ならではだったりします。おいしかった!!


リフレッシュして頑張ろう!と思った今週も終わりましたが
今日、日曜日はどうもダメ日であったのか、
説教を沢山沢山されるはめになってしまいました…。
もう一週間たってしまったのかあ。。