どこかへ行きたい ① 久高島

先輩の背中

あるサイトで沖縄話していたら色々思い出し、すご〜〜〜く行きたくなりました。


あー、どこか行きたい!!!!
とりあえず、写真ながめて思い出している最近(←寂しいヒトのよう)
野生動物とは離れた生活をしているので、そんな話でもたまにしようかな。と思います。


↑、話に出していたのが久高島でした。


一昨々年、沖縄本島で学会が開催、発表もするので、せっかく行くなら色々行っちゃおう!
ということで、学会期間以上に沖縄滞在しました。
そこで同じ研究室の先輩と2人で行ってきたのが、久高島でした。


沖縄本島から船で20分くらい、小さな島です。
この島にしたのはただ地図ながめて、すぐ行けれそうで、ゆっくりできそうな、というテキトウなもの。
でもそれから調べればしらべるほどステキ島かも!?
そんな感じでした。
神様の島であるということ、12年に一度といわれる祭りがあるということ、男子禁制な所があること。
なによりHPで何気なく見たまっすぐの道が印象的。
この道行きたい!とすごく楽しみでした。
(まさに学会そっちのけ…)


6月でしたが天気もすごく良く、日差しも強烈でした。
船に乗り込むヒトも少ないし、海もすごくきれい!まさにわくわく。
島についてすぐ、お宿に荷物を置き、窓を開け放ち、そのまま外へ。
すでにこの日は午後だったので、そして滞在日数も僅か。
まずは明るいうちに散歩しよう!です。


お宿はちょっとした施設のようなところで、外の芝生でおじいたちが(多分勝手に)飲み会の準備。
釣ったという魚の刺身をサカナに泡盛が始まっていました。
「寄ってきなヨー」と言われたものの、まずは行きたい所が…!
(残しておいて!とは言ってみたけど、
「そんなのすぐなくなっちゃうヨー」
で、帰ってきたときにはすでに誰もいませんでした。早っ!)
お宿にあった自転車を借りて、とりあえず出発。


がたがた道を行くと写真で見た光景が!!
すっごい!
稚拙ですが、そんな言葉しか出ません。
まっすぐな道が続いていて、海が広がっています。
すでに薄暗かったので、写真ろくに撮っていない。ああっ!


これは海を後ろにした写真(2日目)


このあたりはまだデジカメも古いもの、一眼は生き物専用状態だったのでこの島ではほとんど使いませんでした。
あ〜もったいない。
この島や、知床の広がる流氷を見て、広角レンズが欲しくなったのでした。


この道の突端にしばらくいた後、岬にそって移動。
ところどころ砂浜になっていました。
これまたすごくきれいで、しかも誰もいない。
プライベートビーチ状態です。
ぼけっと見ているだけで、色々な魚がぼんやり見えます。

ちなみにこの写真、サンダルのかたっぽが壊れています。
どこにも買う場所がなく、ヘアゴムでごまかしていました。。


さらに進むと、なぜか突端に普通のイスがくくりつけてありました。
???という気持ちはありつつ、しっかりくくってある。
おっかなびっくりでも座ってみました。
目の前は水平線だけ。
こんな贅沢な光景ってそうそうないかも。
「何も考えない」ってまさにこういうことかも。
日暮れ迫っているのに交互に座りあっていました。


これは先輩。
このイスがステキすぎて、研究室でもオススメしまくって、何人か行きましたが、どうやら危ないか何かで今はないようです。
まあ、確かに…でも残念!
なくなる前に座れたことはラッキーかも。


食べ物屋さんは、二件しかないようでした。
なので、おのずとヒトが集まります。
当たり前のようにサンシンが置いてあり、当たり前のようにおじいたちが集まっていました。
我々が今よりおぼつかない手でサンシンを弾いていたら、おじいたちがむずむずしてきたらしく、
「貸してみろー」
ってそのまま宴に。
他にいた観光の方も交えて、歌いまくりでした。
定食もすっごくおいしかった(ここで海ぶどうを初めて食べてとりこに)


ざっと歩いた感じ、植物相もものすごく豊かというわけではないこと(ただの感覚ですので。)
つまり生き物探ししてもなあって感覚。
むしろ、まあいいか、という気持ちでした。
島中ウタキだらけで、それがどこからウタキという境目はわからないし、小さな島なので、
やはりウタキを勝手に夜踏み入るのはよくない。ということで夜は出歩かず、宴なのでした。
ゆっくり夜は過ごしました。
当然ですが、星空もすごかったです。


次の日は朝から散策しまくり。
イスのある岬から、反対の端っこまで、自転車使ってめぐりました。
有名なウタキも拝見しました。
空気が何か違うような、それでいて何の変哲もない場所のような。
とりあえず写真は撮りませんでした。
なぜか?なんとなくです。


いたる所に個人の畑があって、のんびりと耕す姿もいい感じ。
道もよくわからずでしたが、歩いて行くと小さな横道がいっぱい。
思わず進むと茂みから急に海が広がる。
CMみたいな光景が沢山でした。


もう一件の食べ物屋さんでお昼を取りましたが、これまたすごくいい雰囲気。
おばあも気さくに話しかけてくれる。
長い時間すごした気がします。
おばあ、元気かなあ。


あまりに気持ちよかったので、学会遅刻しました(船一本ずらした)
もっとゆっくりしたかった。
帰りの船では、おじさんに
「久高はどうだった?」と聞かれました。
我々が本島から乗り込んでくる所を見ていたそうです。
そんな会話も、小さな島ならでは。


沖縄とか行くと、どうしても生き物見たくて躍起になってしまいます。
ゆっくり滞在できればいいけど、そういうわけにもいかない場合が多いのでなおさら。
でも久高島はそういう気持ち一切なしで、ゆっくりのんびりできた島でした。
あの生き物が見たいとかじゃなく、もう一度行きたい島です。
なんにも考えず、ゆっくりする為に行きたい。
いつか出来るかなあ〜。
いますぐにでもしてしまいたい!


久高に入る前、その港に近い、結構有名なウタキによりました。
たまたまガイドさん連れの団体の後だったので、話何気なく聞きながら。
ここのウタキは何回か訪れていましたが、ここから久高がちょうどながめられると聞こえ、見てみると
本当にちょうどジャストで久高島が収まってみえました。

神様の島が、ウタキから見えるって、すごいですね。



そういえば、この島行くときにはじめ予約したお宿、直前に確認電話したら、宿のおばあが入院して、宿泊できないと言われました。
確認しなかったら、どうなってたんだろう?
でも観光客でごったがえすこともないので、全然大丈夫でした。
そんなのんびり感もステキです。


あ〜どこか行きたい。
多分思い出系は続きそうなので、①にしてみました。