ツボカビのニュース

ヤエヤマアオガエル

今日帰宅してパソコン開いてニュース見てみたら最初に目に付いてしまいました。
(サイエンスなことろまず見るから、当たり前ですが)


ツボカビ菌、国内の野生カエルでも確認http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070611-00000504-yom-soci



きっとそうだろうと最初ペット用で販売されてた個体に出た時点で思ってたけど、やっぱり野生にも入っていますよね。
でも「やっぱりね」という悲しい気持ちと心のどっかで奇跡的に野生下に入っていないことを願う気持ちもあったので
本当に残念極まりないです。
参加できなかったけどシンポジウムがあったところなのに、あったところだからなのか。



これまでも最初にツボカビ発見でも、どっかで何かしらありうるだろうというような、懸念はありました。
見つかっていなくとも、何かしら入ってても全然不思議じゃない。
無法状態で色んな国から入りまくってたら、変な病気も一緒に入ってたって全然おかしくない。むしろよく今まで出なかった、というくらいかも。
これもある意味外来種
ある意味というか、外来種そのものであり、目に見える外来種における懸念事項の一つでもある。
プレーリードッグとか、アライグマとかも被害出てから対応ばかり。遅すぎる。


アライグマも「実際タヌキなどとの競合が起きているか、タヌキの数に影響があるのか分かっていない」とか
「個人宅の屋根裏でねぐらをとることで糞尿などの被害くらいでしかない」とか
実際どれだけ警告を示していても、具体的に生態系に影響のある証拠がなくて動くことが出来ないようだったのを覚えています。
後にアライグマ回虫がでたこと、サンショウウオなど貴重種を捕食していることなどでやっと動きがでたような…


狂犬病だって同じこと。
エキノコックスとかも同じこと。
入ってから対策練ってたら遅い。


ニュースタイトルを見たとき、具体的にどこの地域で、というのが見たくなくて
奄美や沖縄とか密度の高くて貴重種のいるところだったら最悪だし)恐る恐るでした。
奄美や沖縄じゃなかったらいいって訳ではないですが…


爆発的に広まらないことを願うばかりです。
知らないうちに広まるかもしれないけど…
奇跡的に国産カエルは症状が軽いとか…
でもある種が強くてもバランスがおかしくなるでしょう。それも問題。


もうそうなったら生態系どうなるのか想像できない世界です。
カエルが食べている生き物にも、カエルを食べている生き物にも、すべてに影響が出てしまう。
直接カエルと捕食・被食関係になくても。草食の生き物にも、微生物にも。
ヘビとか、小型哺乳類とか、鳥類(サシバとか?)にも間違いなく影響出るだろうな。



飼育系の方にも、ショップ側にも今一層の努力をお願いしたいばかりです。
こういうときに迅速に対応しているショップこそ優良な気がします。
下のショップもたまにイモリ入れているから、ちょっと言っておくかと思っています。
もうすでにヤマネコバンドとか売ったり、今度は奄美グッズを置くから!と宣言してたり、ちょっと野生動物に熱入ってるというのは分かっているだろうし。
自身も各地に出向いてはフィールド歩きをするから、靴とかも気をつけなければ。



今の私に出来ることってなんだろう。
「誰か教えて」じゃなくって自分で考えなければいけないと思っています。