修復不能系?

すでに一ヶ月以上前ですが、親指の付け根の部分を患者さん(猫)にかなり思いっきり咬まれました。
さくっと音がするくらい、というか
穴が開いていました。
上下犬歯しっかり。
ついでに左手の人差し指も上下がっつり刺さりました。
(診察中は平気でいられる、不思議なところ。)


その晩はかなりの痛みで眠れず、うめき声が出るほど。
パンパンに腫れましたし、傷自体治るのは早かったけど(穴だし)
痛み自体がある程度ひくまではかなりかかりました。


そして実際のところ、いまだ痛みがあります。
傷はもうすっかり治っているんです。
というか、親指部分は深く曲げられない、握りこぶしをしようなんて、あそこまでいくと
かなり痛みが走るので、できません。
日常的には問題なかったけど、はさみで硬いものを切ろうとするとかかなりきつい。


人差し指の方も同じく、ちょっと変な形にぷっくりしたままで傷は治っていますが(中で化膿ということもなさそうです)
ここはそうでもないですが、刺さった点は触ると痛みが走ります。
こっちはたいしたことないのですが。


親指どうなっちゃたんだろう。
微妙にハンデというか、何かと不便。
お仕事の上ではほとんど支障ないですが
神経でも障ったのか?筋肉深く刺さったから修復に掛かっているだけなのか?
獣医のくせに分かりません。
今後ずっと残るものか少々不安です。




そーんな、微妙な場所をまたしても咬まれました。
今度は犬ですが。
ほとんど同じ場所…
もう過去の痛みのことか、今の傷による痛みのことかわからん。。
新患さんは、性格が把握できないので、油断がならないのですが
(知っていれば、この子は顔周りがかなりイヤで怒る、とか、はじめから覚悟が出来る)
普通の顔してなんもまだしていないのに咬むなよ〜
しかし、飼い主さんの手も察するに日常的にかなりかまれている様子…


この辺はもう職柄ある程度は不可抗力というか、どれだけ気を使っていてもどうしようもないときもある気がします。
確かに予測というか、カンというのもできてくると思いますし
場数を踏めば頻度もずっと減るでしょう。減りました。
今の私の立場(主治医ではなく、補助役)であると、例え咬まれても主治医を怪我させるわけにもいかない。
手を離して診察台から落ちて骨折をさせるわけにもいきません。
レントゲンを撮るときも、じっとしてもらわないといけないわけで。
そりゃあいやだし、暴れるわけですよ。
(さっき「ただのミスじゃないか」と知り合いからメールをもらって書き足し)



ちょっと今後の状態の不安な私の親指です。