テツとも同じで撮ったけど


実家のワンコが非常に危機的状況になっている!という連絡を受けて
先週の木曜夜〜日曜まで帰省していました。


正月に帰省したときにすでにうちのワンコももう長くはないから、
今回会えるのは最後かもしれない、と覚悟して
正月というどころじゃ内心なかったのですが
それでもなんだかんだで日々過ぎて、5月の連休も一瞬だけでも会えて
覚悟もしつつ、なんだか本当に日々過ぎていき、気を抜いていた感じのときでした。


こういう感覚もやはり離れているからこそ、なのかもしれません。
でもワンコの世話をしてくれている両親も動転してたようです。
私はそれ以上?に動転した日々でしたが…
「優(ハスキーの方です)がうまく立てない、下痢、血便、これはかなりやばいかもしれない」
ということ。
聞いたのは火曜だったか。金曜日に来いとのこと。


電話での話を聞く限りでもかなりやばい。
そして場合によっては安楽死も、という覚悟もしてきてくれということ。
それからはもう頭がいっぱい。
本当に泣いてばかりでした。仕事中ももうすぐじわ〜と来てしまうので抑えつつ
帰宅してからは本当に泣いてばかりでした。
すでにペットロス…と言う感じ。



もし優が状況によっては延命出来ても、無理にそうしようとは思わない。
それは家族の昔からの意向でした。
また私自身が「まだいける」と思っても、もっと介護してよ、ともし思っても
実際介護しているのは両親。
今の「飼い主」は両親であり、私ではないのです。
飼い主がこれ以上はできないと言ったら、「いやできる!」なんていうのは簡単
そういうつもりはなく、状況と両親の気持ち次第だ。と本当に思いつめた感じだったでしょう(新幹線の中とか
相当悲壮感あふれていると思われる)


と、いう覚悟をよそに(?)優はなんと復活しました。
下痢も治り、ふらつきはあるものの歩いていました。
5月のときに見た姿とそう変わらないと感じました。
食欲も相変わらずあり、相変わらずふらふらしつつ歩き回っていました。
今の状態なら介護可能、このままでよい、ということにおさまりました。



色々考えたけど、取り越し苦労に終われて、本当にほっとしました。


テツ(ミックス)は5月よりは状況が悪くなっていますが…
優と同じくらいになったというようなものでしょうか
腰のふらつき(テツは8歳の時点で変形性脊椎と診断されています)は強くなり
歩き方は優にそっくりです。
腰あたりに大きな腫瘤ができていますが…こればかりはとって調べないと分からないこと。
テツも病院嫌い、拘束されること嫌いなので、また年齢も含めて
このままにするということになりました。
なにものか?が分かったところで、何も出来ません。
自壊もしていないので、物理的な圧迫によって障害はでてくることは考えられますが
テツ自身はふらつきを自覚しているのか、行動範囲も狭くしています。
優の状況や色々もきっとわかっている、家の中に入ろうとせず(いつもは家の中がすきなんですが)
ゆっくり過ごしています。

ブラッシングしていると、本当にじっとしてくれていました。
やっぱりおりこうさんです。


まさに2人ともいつどうなるか?は分からないよ。と実感しました。
家族みんなが思ったことでしょう。
というよりむしろ今回優が低下してた状態がよく戻ったという感じです。
私が滞在してたときはいいウンチもしていました(抱っこしてたら足に落ちてきましたが、全然良好)
今となっては、何が原因の下痢であったのか、わかりません。
とりあえず一過性で安心しました。



我が家は延命などはしない!という方針です。
これは昔から大体決めていたこと。
苦痛を和らげる行為などはしたとしても、病院に連れて行くということも
彼らのストレスを考えてほとんどしない。
(今までは勿論していましたが)
テツも優も我が家で15年16年も生きてきて、寝たきりになってまで
それでもいいからって
ただ生きてくれてるだけでいいからって
無理に延命しません。
彼らもそう望まないだろう、と思います。
だから…そのときは私自身が処置をすることになると思っています。
優のためテツのため
自分の人生半分一緒に生きてきた子を自分の手で、なんて考えられないことですが
彼らから苦痛を除いてあげるためならば、することが私のできること。
勿論、朝起きたら…というのが一番の望みではありますが
そうであっても、もしもう会えなくても、いいのです。
待っていなくてもいい、頑張らなくていい、と思っています。


覚悟してたといいつつ、本当に来るときがくると、それどころじゃないです。
もういっぱいでした。
いなくなる、なんて頭がいっぱいです。まっしろです。
ただのイチ飼い主でした。
それでも両親には説明もしなきゃ、きちんとしなきゃ、と考えすぎていましたが…
そんなことも、彼らが教えてくれたことでもあります。



なんてことで、本当に慌ただしくも、取り越し苦労で終わった数日でした。


でもおかげでテツ優とゆっくり過ごすことが出来ました。
老犬介護というものも、分かりました。
(とはいえ、私自身はウンチが手につこうがなんだろうが平気なので
常人とは感覚が違うと思いますが…)
とにかく1日中彼らの気配に気をつけていないといけない。
物音にも敏感に(倒れてるかもしれないので)なるし
常にどこにいるのか?と確認していました。



ちなみにですが
家族の介護の仕方は非常にすばらしい!ものでした。
私がしなくてもすでにしてる…というものばかり…(足の裏毛刈り、爪きりも)
優の傷も全然においもなく、良好な経過です。


むしろ、腫瘍切除の部分が早一年となるのにずっと調子悪く、
指先くらいの肉芽が二ヶ所できていて、じくじくした状態でしたが
肩の部分なので色々試すもうまくいかず。
悪くしないようにケアはしてもらっていましたが
なんとそれも1個がなくなっていました!毛も生えています。
もう1個も小さくなっている!5月よりもはるかに小さくなっています。
何者なのかも、今になってなぜ縮小したのかも分かりませんが
こちらもとてもありがたいことです。