これは知床にて


船に乗るのは、かなり好きです。
銚子に行ったのでも、やっぱり船に乗れるってだけでテンションあがります。



今回の銚子では波がすごくて、今まで以上に船酔い屍累々でしたが
今までの銚子でも、やはりぐったり…な方は大抵いました。
全く、全く平気でした。
波さえかぶらなければ、ほぼ問題なしレベルです。


船が好きというか、海が好きであり、長い航路であったりすると
「絶対的になんにもない時間」があまりに長い!というところがすきです。
もうたとえ降りたくても、急いでても、海しかない。
携帯も通じなかったり(船に乗ると自動的に切っちゃいますけど)
連絡手段もなく、降りることも出来ないし、本当になんっにもすることがない!というようなのは
とても贅沢で、いいなあ、といつしか思うようになりました。
この究極に退屈というのは、贅沢だなあ、と思うのです。
個人的には鳥も見るし鯨類も探すので、退屈ではないんですけどね。
二泊くらい船で過ごすって、もう退屈の極みですよ。


今までもそんなで色々な航路を利用しました。
飛行機の方が安いし(←取りかたによっては)早いのにも関わらず東京−沖縄航路は二回。
名古屋−苫小牧
奄美−沖縄
奄美−鹿児島
沖縄−石垣
石垣から各離島(西表、与那国)
沖縄本島から各離島(大東、座間味、阿嘉、渡嘉敷、久米、久高)
東京−小笠原父島
東京−御蔵島
東京−新島
東京−伊豆大島
ざっと思い出したらこんな感じ、もっとあるかも。多分。
あえて船を選ぶということまでしてます(名古屋−苫小牧はまさにあえて実家に一度帰ってまで乗りたかった。しかも往復)


ウォッチングボートなども含めると
銚子
標津
御蔵
父島
座間味
渡嘉敷
知床岬(これは観光船ですけど)


船、本当に好きですね…好きです。


自身が全く船酔いをしないし、車酔いもないので(過去一度だけ、「これのことか?」はあり。しかし妖怪の本を熟読してたので、妖怪ののろいとみなす)
便利な体だ!とここだけは思います。
しんどそうにしている方を見ると本当に気の毒…


今までで「これは結構危険度高いかも」と思ったのは

石垣−与那国
これはサークルで行ったりしましたが、すごかった。私もちょっと危険を感じて早々に寝た。


本島−大東島
周りがかなりしんどそうだったから。私は漫画が読めるくらい平気でしたが…


東京−小笠原
乗船人数もさることながら、まさにロビーなどはぐったりしているヒトが沢山いた思い出あり。
友達も、ほとんど起きなかった…起きれなかった様子


が結構思い出が強いです。
勿論そのときの波の様子もありますが、「きつい」ともよく聞きます。
まあ…それもクリアできてる私もどうかですけど…
得する体質でよかった!



船から海をずっと見てると、生き物好きとしてはまる1日外出てても楽しかったりします。
鳥は外洋でないと見れないようなものが出たり
鯨類も(これが目的で長い航路を選ぶこともありましたが)見えたり
割と大きいエイや、ウミガメを見たこともあります。
大型の魚もなんか見たり
トビウオが飛んだり
夜光虫が船の形に光ったり
みな本当に一瞬の出来事なのですが、その一瞬のためにずっと外にいても、飽きません。
まあ…1日中外にいても、全く何も見えなかった、というのもありますけど。
1日ずっと外にいるもんだから「何か見えるんですか?」と話しかけられることも。
出航のときは海の色も透明度も悪いのですが、外洋に出てだんだんきれいになってくるのも楽しい。



働きだしてしまうと、長い航路にあえて乗るということはなかなかないですが
機会があればまた沢山乗りたいなあ。
船好きになる前に釧路航路がなくなってしまって残念極まりなく
東京−宮崎(だったか?)も乗ってみたい。
まだまだ乗りたいところいっぱいです。



銚子で久しぶりに船に乗って、改めて感じました。