ito_kei2007-12-10


先日友人の友人(すでに友人を介してはいないのですが)キリン子さまからステキエコバッグを頂きました。


ああ〜この方もう私のツボ(ツボカビのことではないですよ)わかってるな〜と思ってしまいます。
「私が好きそう」というのを把握しておられる。


兵庫県立 人と自然の博物館(ひとはく)
の作成しているエコバッグなのですが
ツボカビ対策の一環というか、ペットのカエルを捨てないで!というメッセージのもの。
なかなかデザインもいいんですよ。
シンプルでわかりやすい。
そしてメッセージも重々しくなりすぎない。


バッグだけでもステキなのですが、それに付属しているリーフレットも分かりやすい。
とにかく伝えたいのは
「ツボカビを広めないために」
「知って欲しい」ということ(だと思う)




ツボカビのニュースが聞こえ出してもう一年と思いますが(確か…記憶ですが)
すでにどんどん新知見が出てきて
想像しうる最悪の事態がいつおこっても不思議ではないような。
いつそういうことが確認されてもおかしくない。


最悪の事態、つまり在来両生類で発症(発生ではなく)して大量死しているということ。
まだ大量死という事態は「発見されていない」けど、発見されていない=起こっていないとはいえない。
見えないところですでに数を減らしている可能性も十分にあって。
でも気づいたときは止められるのか?というと不可能じゃないか。



新知見がどんどんニュースになるのは毎回ハラハラするけど、ある意味気を緩める暇を与えない意味ではいいのかもしれない。
最初ニュースに出たときはものすごい持ち上がるけど、大抵いつのまにかなあなあになってしまいがち。
(現場の方や研究者はそうではないですが、世間一般の興味としてです)
ペットフードの添加物が…とかも急に話題になっては、いつのまにかおさまっていくし
ペットのテーマパークがどうのこうのとか、そういうのも一気に取り上げられるけど、そのあとはあっというまに忘却にむかっていってしまう。
最近ではクロウサギが咬傷で大量死したニュースもすでにおさまったかのように一時盛り上がっただけになってしまっている(これも現場ではそんなことはないです)
クマ問題はどうなった?
アライグマはどうなった?
どれも問題が解決したわけではないのに、忘れ去られてしまう。
でも外来種問題はなくなったわけではないし
ツボカビ(これも外来種です)は常に危険がこれからもずっとある。
防疫体制とか、緩めたらすでに、なんて全然ありうるから恐ろしい。
それゆえに常にニュースにあがっているのは忘却対象にならないためにもいいのかも。
(私が気にしているゆえに目に付くだけかもですが…どうなんでしょう)


何よりも見える外来種(ペットのカエルが野外繁殖、やアライグマであったり、マングースであったり)だけじゃなく、そこについてくるウイルスや細菌や寄生虫外来種であるということ、どうしても後回しにされてしまいがち
ツボカビたけじゃあなく、気づかないうちに他にも沢山入っているんだろう。


忘却対象にさせない努力をしないといけない、そのひとつとして地域の博物館などでこうして
グッズを販売とか、HP充実とか、情報を常に把握しているってのは何よりも大切と思っています。
(今かなり停滞していますが、奄美のステッカーその他グッズはやめたわけではないです。)



などどうだうだと書いてしまいましたが
「ああ、デザインも簡潔で分かりやすくていいなあ、これ。」としみじみ思ったということであります。


博物館さんのツボカビのページ部分です↓
http://www.hitohaku.jp/tsubokabi/