ito_kei2008-01-04


改めまして、実家のワンコ(ハスキー 優♀)のこと。


去年の正月のときに「多分もう会えないから」と覚悟しまくって、泣きまくって実家をあとにして早一年。
無事に再び正月を迎えました。
去年は心配でもあり、毎回が「最期かも」なので私にしては珍しく
5月(一瞬ですが)、8月(危機的)、9月(テツが亡くなったあと)と帰省しました。
むしろ学生の頃の方がこんなに帰省してなかったかも…。


すこしずつ、足腰弱まっている感は強く感じますが
一気にどうかなったなあ、というものでもなく、少しずつであり
なんとなく受け入れられています。
意識もしっかりしているし(思考がゆっくりにはなっているようですが)
気配及び視覚でこちらを認識しているし
元気いっぱいだった頃から思うとはじめはかなり戸惑いましたが(特に手術後にぐっと老け込んだあたり)
今はこれが普通の優なんだ、と思えます。


相変わらずだなあ、と思うのはやっぱり言うことを聞かないところ。
寝させようとして横にしても「やだ!」とすぐ起き上がろうとする。
どうも納得いかない姿勢であったり、何か不満があると本当に寝かせようとしても起き上がる。
おぼつかない癖に、大きいので力はまだ強い。
ふらふらなのに、日中は庭を歩かせたり運動させないと夜なかなか寝てくれないことになってしまいます。



それでも布団かけて寝ているとなんだかかわいらしい。



舌の動きが鈍い(麻痺気味?)なので食べるときも上手でなく、がふっ!がふっ!と舌で舐め取る飲み込むというよりも
鳥が魚を丸呑みするような感じ(マニアックな表現…)上向いて。
なので皿に残ったフードを最後はなかなか食べにくそうにしているのですが
手に乗せてあげると勢い指も喰われます。
(注:食餌中に皿に手を入れても絶対うならないようにしつけ済みです)
あくまで手のひらに乗せて(指は危険)かなりタイミングなども考えないと結構がっつりいきます。
なんてことで、目測あやまりによりワタクシ飼い犬に手をかまれるの図でした。
食餌時間近くなるとそわそわしているところがいいんですけど。


たった数日ですが、私が何か大してしてあげられることはないのですが
それでもゆっくり、しっかり歩いている姿はいとおしい。
熟睡している姿もいとおしい。


日中庭を勝手に歩いて運動してますが、行き倒れのようになってどこかで寝てることも多々。
思わぬ場所で意図せず転がってもがいてはいないかと姿が見えないと探すのですが
本人は全く…だったりします。
雪降ってても気に止めず(雨雪全く気にしないのは昔から)
写真も雪降ってます。

寝始めると動かしてもそのまま寝てくれることが多いので、布団あるところまで抱っこして寝かせます。




実家をあとにするときは、やっぱり名残惜しくて、あまりに普通なもんだから(両親曰く、もっと調子悪そうなときもあるそうな。しかし私が帰ってくるときは調子がいいときに当たるようで、そう思えない)
でも、やっぱりその日は遠くはなくあるだろうし
「?」なんて顔してじっと見てくる姿は、多分こっちの方が寂しくて仕方ありませんでした。
思わず泣けてきてしまいますまた両親にお願いして後にしました。



どうかどうか苦しまずに、穏やかに過ごしてくれますように。
毎回こればかりを願います。




実際老犬介護というものをして、色々感じます。
本当はこうした方がいいんだろう、とか
こうするのがもっといいんじゃないだろうか、とか。
教科書的なもの。
気温の低い外で生活させるよりも室内に入れたほうがいいだろう、とか
食餌はこうした方がいいとか、定期的に血液検査したほうがいいとか…
でもそれぞれの家にそれぞれのやり方があって、我が家がこれがどういわれようとベストなんだな、と思います。
外でほとんどを生活させるのはトイレを外でしたがるからであり
フローリングの室内をなるべくじゅうたんしいても全面ではないのでどこかで滑ってしまうかもしてないし
そのことへの肢の負担や
粗相をしてしまったときの掃除の苦労、においのこと
それを思うと外で生活の方がいいかな、と思う。
色々な情報が入るけど、それぞれの家庭や環境にあったやり方があって
どれが一番良くてどれがイマイチかとかなんて、ああだこうだは言及できる範囲は限られるんだな、と思います。