鳥臨研


連休の日曜はこのためにはるばる上京しました。の、鳥臨研でした。鳥類臨床研究会大会です。
飼い鳥の臨床の学会のような感じです。


もう飼い鳥対象の仕事じゃないじゃないかと言われそうですが
一件一件が事例の少ない野鳥なので、小鳥の臨床は本当に参考になります。
(むしろそのために鳥を診る病院に就こうと思っていたので)
鳥の臨床なので野鳥の臨床もあるわけで。
飼育鳥だけど野外にもいる(猛禽とか)こともあるのです。



以前実習に行った病院のスタッフさんたちとも久し振りに再会。
同期(獣医編入してからの同学科)の友達や、前の研究室での同期(前の学科の時に獣医で学年は同じ)と再会したり
こういうのは「懐かしい嬉しい」だけじゃなくて、「よしがんばろう!」とも思えるので
モチベーションをあげるにはとってもいいように思えます。
ここの写真(フォトライフのことだろうか?)を無断転用(笑)してることも判明しました。
イチ実習生であり、就職はそこでは出来なかったというのにこうしてお話できるのは
普通それっきりになりそうなものなのに
本当にありがたいし、先生方の人柄もあると思います。
ありがとうございます。



内容もレベル高いなーとしみじみ感じてしまいました。
「鳥も診る」と言ってる病院でも、出来ることに相当に差があるように思います。
採血さえも小さいので大変なことです。
ここにいらしていた病院や先生方くらいのことが出来るのが本当に「診える」のかなと思います。
とはいえ必要にかられて診ることもたくさんたくさんありますが…
手のひらにのるくらいの小さな命だけど、きちんと治療(お金ももちろんかかることなので)しようと思うと
こういうところに飼い主さんも集まるのかな。
だから実際「鳥が診えるところ」というとかなり限られるんだろうなと思います。


前いた病院は先に「犬猫とも全く違う生き物なので、わかっていないのに適当に薬だすくらいなら専門で診てくれるところの方がいい」と勧めていました。
(あわてて病院を探したので、このときは「鳥を診るとこ」にはこだわらずでした)
今でもそれは確かにそうだなと思っています。


一日だったので集中力もある程度保てるし、本当に勉強になりました。
要旨集走り書きで自分でも解読不能なんですけども…




こういう場所に来ると、やっぱり臨床を離れたこと、鳥の臨床を結局できずに一気に野鳥相手になったこと
臨床(動物病院)にすごく未練があるなあと強く感じます。
鳥だけじゃなく、犬猫さえもたった2年じゃあ何も強みになりません。
どれも半端な自分がとても嫌になってしまいます。
「たられば」話になってしまいますが、あの時こうしてたらなあ…とか。
臨床を離れたことが引け目に思うことではなくて、それはそれでそういう選択なんだと思えばいいはず。
同期の友達がずっと先にいるように思えてしまうのは、ただうらやましいんでしょう。
飼い鳥じゃなくても今も鳥を相手にしているのだから。
いろいろな先生方に「がんばってね!」と言っていただいた。
頑張らねばです。



はるばる行って良かったなあと思える連休でした。