タヌキ


標本作りに妙に熱心になった今年後半ですが
「搬入して死亡したものは何かしら残す!」といつからか目標を掲げてやってまいりました。


以前の日記で書いていたコサギ(全身骨格)ジュウイチとカワセミ(頭骨)以降は
トビ、オオタカハヤブサキジバトアオバトアオサギ、タヌキ×2、ゴイサギ 頭骨
オオタカハヤブサアオバトゴイサギアオサギトラツグミの仮剥製(翼のみだったり、脚のみだったり)
カルガモのひなの透明標本


と、何とか目標を維持しております。
過去搬入・死亡して冷凍されていた個体も含みます。
ボランティアさんが作ってくれたものは除きます。
秋からは搬入も多くはないので、何とかやっているものの、これは春からも維持できるか怪しい限り。
でも、きっと春からは忙しくてやりきれないかもしれない。だからこそ出来る時にやれるだけやっておきたい。
仮剥製は翼だけであれば最初に比べるとずいぶん手技がわかってきました(全身は剖検してしまうとできなくなってしまいます。翼部分は剖検でも手をつけないことが多いので、おのずと翼のみが増えます)
やっぱりやってみないとわからないことがたくさんです。
今時期は搬入があっても、芳しくない状態がほとんどです。
だからこそ、死亡してしまったあとも何かしないといけない気がします。
ひとつでも多くのことを得られるように。


これって普通なのか?他の種ってこんなだっけ?
そんな風に思うことばかりです。


それでも「今日忙しいし、今度やろう」と思っているとどんどん日々が過ぎます。
やっぱりすぐに取り掛からないと腰が重くなる一方。
冷凍するとさらにずるずると後回しになりがち…
痛感します。


年末年始お休みに入ると、搬入がとりあえずなくなります(緊急時は別ですが、今のところなし)
今のうちにトラツグミアオサギオオタカの頭骨とオオタカの足の骨格作り中です。
今年はこれらで終わりそうです。


標本も、作ったらいいけどそれをいかした説明ができるようにならねば。