ito_kei2009-03-06


非常に久し振りにリリースがありました。
相手はタヌキ。
交通事故で骨折をしていた個体です。


数か月の入院・リハビリ生活でしたが
なんとか順調に回復してくれました。

リリースの場にはいられませんでしたが、あっさりと逃げて行ったそうです。
このリリースの形(あっさり)が野生動物としては一番と思っています。
長い入院生活で、ひと慣れしすぎてしまう可能性も十分にありなので…


なんとなくいつものように餌の準備をしてしまいそうで、「あーもういないのか」と
何やら感慨深い気分です。
哺乳類で、長い入院だと鳥とはまた違った感覚を持ちます。
タヌキを扱うのも私にとっては初めてでした。
かみついてくるものなのか?性質ってどんなのだろう?
知らないことだらけ、とても勉強になりました。



ヒナ時期(けがをしてない・無事育てられればOK…のはず)以外は搬入は多くないし
搬入時はかなり厳しいものが多いです。
なのでリリースという話は久しぶりでした。


この個体がこのあともずっと生きて、そして個体群として繁殖もできるくらいでいてほしい、
そういう環境を残していかないといけないと感じます。
また交通事故にあったら…


やはりリリースに至ると気持ちとしてもとても満足感があります。
(一個体が野生に戻っても…というのはさておいて)