さすが猛禽大先生☆

ito_kei2009-10-14

今日は以前9月に見学に来ていただいた鷹匠さんに職場の勉強会として再び来ていただきました。


今まで鷹匠という分野の方との交流をというのはとても少ないです。
飼う、ということとリリース目的に野生動物相手にするというのは違うという認識あたりからでしょうか。
実は応用できることがとてもとても多いのに、なんだか別枠です。
いつもの勉強会とちょっと違うかんじ。
どれくらい人が来るんだろう…なんてどきどきでした(一応私たっての希望でお招きしたので)
久し振りにたくさんの人が来てくれました!



実際の道具を持ってきてくれたり(においをかぎまくる)
写真を見せてくれたり(ブログの見過ぎにより「この写真どの子だろう?」と思ってしまう)
大変有意義な勉強会になりました!
にぎやかな質疑応答もならではでした。



しかも流れで入院鳥の足革つけまでしていただいてしまう。
これは常に付けたい付けたいと思いつつ、「もしもそれで暴れてしまって、不意に絡まったら」とか、
きつ過ぎないか、あるいはすれたりしないか、躊躇につきませんでした。
この辺に関してはど素人ですから…
採血もしましたが、なんだか「猛禽のプロが保定しててくれる」ってめちゃくちゃ安心します。
(犬ねこでも採血は保定9割なんて言われます。それくらい保定は大切)
長時間の拘束が怖かったり、もしかしてストレスでショック死とか、悪いことはめぐりがち
不意に暴れるなんてことも不安要素です。
この辺の安心感は抜群でありました(いつもいかにあやういか…反省)
いつもよりあっさり採れてました(あえて採血も学生さんにやってもらっちゃいました。自分見てるだけ。せこっ!)
というか、この辺は本当タイミングがすごかったです。
今朝の時点まではそうは言っても野生動物で、安静にさせたいし、入院動物をみてもらうのはやめておこうと思っていました。
(見学の際も基本は終生飼養個体をみてもらったりします)
今朝の世話で「これは見てもらった方がよさそう」と思えました。
来てもらってよかった。
いろいろ間違うところでした。



野生動物救護というと、人慣れを避けたい、人慣れをさせないって大前提にあります。
どの種もこの前提のもとなんとなく一律の対応になります。
でも、ある程度人慣れさせてもそのあとちゃんと距離は出来るものもあります。
「大人の猛禽であれば、リハビリ中に人慣れをさせてもリリース後に再び人に寄っていくとかはない」
経験者は語る、含蓄がありますので…
足革やトレーニングに対しても「ひと慣れさせていいの?」「あまりしない方が…」という空気があります。
共通認識でこの辺は直したかったところでした。
実は聞きたかった&言ってほしかった言葉でありました。



知らないってもったいなくて
そこに確実にもっと詳しい人がいるのに協力を求めない
そんなところがあります。
結構不思議です。
でもそんなのでは技術は上がらなくて、よりよい方法も知らないままになってしまいます。
今後も積極的にいろいろな協力お願いしちゃおう!ともくろむ私であります。


総合アートから鷹匠な日々

(写真は全く関係ありません。つむじ?が出来てるうちのお嬢様)