ito_kei2009-10-27


9月に奄美に行ったとき拾ったハブ皮作ってみました。


さらりと「ハブ拾った」と書いてみましたけど、もちろん生きてるやつではありません。
正確にいうと生きてて、もう死の寸前でした。
反射がほんのり残っている程度で頭を持ち上げることもできないし、ほとんど動かず。


実際のことかはわからないのですが、
あちらではハブの存在は生活に接近して非常に危険なもの
ヘビ=ハブ=憎い
ということで、路上にいるヘビは種問わずあえて轢くというのを聞いたことがあります。
今でも本当かはわかりません。
取り合えず路上にて轢かれて死にかかっていた個体を頂きました。
(重々注意しています。お勧めできる行為では絶対にありません)


もう何重にも轢かれたのか、皮も一部ずるむけていました。


2m近い立派な個体(メス?)
背骨が砕けまくり、内臓もつぶれて、車の威力を物語っていました。
骨もできるかなと思っていましたが、胸から腹にかけて背骨の砕けがひどくろっ骨も完全に分離しています。
以前日記にもヘビ骨格は載せましたが、基本つながったままにしないとできるシロモノではありません。
まだ廃棄したわけではないのですが、ちょっと難しいところかも…

最初は骨目的でハブ!と思っていたのですが、大きな個体でやっぱり模様はとてもきれい
皮剥きしているうちにもったいなくなってしまった。
せっかくなら最初から意識してむけばよかったのですが、それゆえ一部のみです。


ヘビの皮扱っている知り合いに聞いてみましたが、いわゆる商品になっているあのてれーんとした柔らかなものとなると
半年近くかかるそう…
やはり生半可な気持ちではそうもいかないか…
仕方ないのでホウ酸まぶして乾燥させただけ。
パリパリの干物みたいです。


でもこうして見ると本当にハブの模様は美しいです。
写真はスケールでも置けばいいのに、自分の指…(ちゃんと撮ったら差し替えます)