ムササビがやってきて早丸2か月です。


若干メキメキとした成長っぷりからやや停滞気味?
もっと高い木から飛ばせてやりたい!と思うものの、外に出せる状態でもないので
(自力採餌量が増してきたらいいかもですが、まだまだなので呼び戻しがきかないと野外ケージに出すのも心配)
室内に関しては余裕ある動きになってきました。
ただ床を歩いてしまう傾向が強くなってきて、よい傾向とは言えないかも…


ムササビの里親ひきうけます―野生動物・傷病鳥獣の保護ボランティア

ムササビの里親ひきうけます―野生動物・傷病鳥獣の保護ボランティア


前から持っている本ではありましたが、ムササビが来てからは何度も読み返しています。
HPも何度も見ています。
人が育てても、ちゃんと野外で自活している!という確実な証になってくれています。
こういうのがあるとほんとありがたいです。


今までは割と手技手法を知りたくて読んでいたのですが
なんだか最近になっては若干じ〜んとしてしまうことが増えてしまいました。
まさしく同じように成長をしているので、「ああ、わかるわかる!」みたいなところから(そうそう同調出来る人もいないでしょうけど…)
リリースするところなんでもう今や感動です(苦笑


こういうのを情が移ってしまうというんだろうな、と実感しつつ
あくまでも野外に放すことを目標として、ペットと同じように扱わないようにはしています(建前!?)
その分委託するのとかは難しいタイプかもしれないなあと実感しています。
情がわきすぎて放しがたい、とか十分になってしまいそう。
それを強気に否定できないなあということもわかりました。
ひんやりして、ぎゅっと握ってくる手とか、哺乳類となると感情も表情も豊かなのでずるいですね。
いやなときは「ぶーっ!」と怒るし、甘えるときは「ぶ、ぶ、ぶ…」鳴くし(ぶうぶう同じじゃないか!と思われそうですけど…)
なんだか遠からずこいつもリリースするのかと思うと、めちゃくちゃ感慨深いかも。
野生動物うんぬんといいつつ、泣きそうだわ。


うちの施設では哺乳類の幼獣を育てきった経験がほとんどありません。
ウサギが一例かな?去年ですが。
ウサギはもっともっとドライな感じだったので、今回の経験はいろいろな意味でも大きいことになるはず。
(まだまだ長い話ですけど!)