ito_kei2009-12-02


なぜかフクロウ類は目をやられてしまう傾向が強い気がする。
骨が折れたとか麻痺がどうとかよりも、目が見えなくなるという状態になってやってくるのが多い。
見た目そんなに目立った外傷もないのに、目が見えなくなっている。
体格もよいし、救護状況から衝突が疑われるけど、こういう傾向は他の種類より多い。


当然手をかざしても、光をあてても、反応しない(あるいは瞳孔は反応するけど、まったく気が付いていない)
音や触ったりするとパチパチと怒る。


見た目が愛嬌がある(体系が2等身だからか、目が大きいからか)のと、割と大暴れしたりせずおとなしいので
余計に複雑な気持ちになってしまう。
さし餌するとパクパクと食べ、ある意味とても扱いやすい場合も多い。
(なんだかストレスをうちにうちに溜めるタイプかも)


突然全盲になるというのはどんなんだろう。
見た目おとなしいからと言って、個体がストレスを感じていないとは言えない。


眼科領域までいかれると、もうまさに手が出ない世界。
反射が残っていたりすると、脳とか上位の神経の問題になるのでさらに手が出ない。
安静で万が一回復しないかと思うものの、たいてい戻ることはない。


フクロウ、アオバズク、コノハズクなど。
顔が大きくて目がでかいからか、確かに解剖しても目の占める大きさはすごいけど
他は問題ないのに目が見えないのは「あ〜…」と残念な気持ちになってしまう。
いつか眼科領域まで治療できるようになるのかな。


他に後躯麻痺(一件だけ?)骨折(さすがに数件あり)がありますが、眼の問題は圧倒的に多いです。