骨折治癒痕

相変わらず骨作りにいそしむ日々ですが、あまりの寒さにちょっと進行は緩めです。


救護施設らしい骨を作りたい!と燃えていますが
これだ!といういいものもなかなかないものです。




搬入当初のレントゲンですが、翼の骨(橈骨)の関節近くが折れています。
ひどくずれていたり飛び出していたりはしていないので、手術などはせず、しばし安静…でした。
(尺骨が折れていないので、副木のかわりになるから)


レントゲンでもくっついてきているようで、時間経過的に骨折自体はかなりもういいはず。
とはいえなんとなく翼を開き気味な状態は変わらず、飛び方も全然ダメ。
ぴゅーっとした飛びができずバタバタと転げるように逃げるだけでした。


どうしたもんかと思っていた矢先に突然死んでしまったのですが
どうなっているんだろ?と気になって骨にしてみました。

若干汚くてすみません!
もう一応骨同士はくっついて、それなりになっています。
強度も問題なし。骨折としてはもういいはず(もう少しこのぼこっとした感じがなくなるかも)
関節が近かったからか、数日安静の時点で可動性が制限させて固まってしまったのか(可動域が狭くなっていたのは確か)
突然死はなんともなぞですが
それなりに骨折自体はなんとなかっていたようなのに、くっつけばいいってもんじゃなくて
リハビリと言える部分でも大変だな〜と思わされます。


なんとなく翼の骨の「治った痕」というのはなかったので、それらしい!?
(たいていばっきり折れたままとか、なんとなく臨場感がなかったので…)
アカショウビンでした。




ちなみに古い肋骨骨折の痕は割とよく見ます。
カモやタカ、ハトなど、「あ、折れた痕がある」というのはしばしば。でも骨にしにくい部分ですので作ったことないです。
ぶつかって折れて、でも治って生活してたと言うことですが
自然界は大変であります。
てか人だって肋骨折れたら痛いだろうに、どうしてたんだろ…特に猛禽に関しては狩らなきゃ食べれないんだし
気づいていないけど、彼らも大変なんだな〜