昨日に引き続き、自動撮影の写真です。
こちらは巣箱側に向けていたもの。
右上はし(写ってない)にいつも使っていた巣箱があって、その少し下(これは写ってる)に途中から新しい巣箱を用意しましたが
日中寝ているのは決まって以前からあった古い巣箱でした。
新しい巣箱は誘導するとするりと入るものの、朝になると旧巣箱に寝てる…あまり気に入ってないのかな?
そう思っていましたが
写真では盛んに新巣箱も出入りしていました。



設置した渡り木も使っているのかな?と疑問だった部分も結構使っていることも自動撮影で分かったことです。
結構細い枝も使ってる。
あちこちに置いた餌も食べていない時が多くて「気がついてない?」なんて気にしたりもしましたが、これだけ動いて、ただ気に入らなかっただけなのね…



自動撮影にうつる姿はなんだか立派なムササビでした。




無断引用ですが(訴えないでねリヲンさま!ダメだったら言ってね)
委託家の方のお言葉です。
もともと動物好きではあったに違いないですが、野生動物な人ではなかったです。
そういう方が、こんな風に思ってくれる。
こんなにも重要なことを
たったこれだけを分かってもらうために、どれだけの労力をかけているでしょう。
それをたった一匹のムササビが教えてくれるのです。





「最近、今まで聞こえなかった、いや気に留めなかったから聞こえなかったであろう鳥の声、何かの影や物音、気配。
気づけば世界は多くの生命で溢れ、生命力という力強さと輝きで満ちていたんだと、そんなことを肌で心で感じるようになりました。
私も、そんな世界の一部として、力強さと輝きを持ち、彼らと同じように、時に
厳しく、残酷に、でも時に優しく、楽しく、そんなことを体験しながら、ともに
この素晴らしい自然の中で、同じ世界の一部でありたいなと思いました。」



きっとがんばって授業たくさんしたり、たくさん本書いたり、読んだりしたって出来ません。
かけらさえ伝えられません。
聞く耳すら持たせられないかもしれません。
いともあっさりと、そして簡単に教えてくれる。
こんなことをどうやって教えられるでしょうか。
救護は不要でしょうか。意味がないでしょうか。
彼らはしょせん淘汰されるべき命にすぎなかったのか。



この言葉を聞いた時、本当に鳥肌が立つような
どれだけ大切なことを気づかせてくれているんだろう
救護は生態系に寄与しないと簡単に言ってしまえる一方で
もっともっと大きな可能性、最終的には生態系保全につながる可能性
そんなものすら感じました。


ムササビリリース出来ました!
ってだけじゃなくて、
彼らの功績ってそんなものじゃないです。
かけがえがなさすぎる、
ものすごい大きなことだと思います。