ito_kei2010-07-29


予後不良って言ったの誰だ?


予後不良って治療してもいいこたないよ、治らないよってことじゃないのか?


ちゃんと四つの足で歩いて、走って、ジャンプしてますよ。
写真全然まともに撮れない(じっとしてくれない)


左大腿骨骨折の、左上腕骨骨折、骨盤骨折
いいホネだけど(←それは個人の趣向か)とても固定(包帯)がしにくい部位ばかり。
しかも両左。骨盤。その間立ち上がることもできない。
そりゃあ治療過程は苦労したし、「もうだめかも…」とも思ったことは何度もあった。
そんなみじめな姿で、おまえは生きていたいのか。そう思ったこともたくさん。


包帯の仕方も迷ったし
包帯をいつはずすのか、タイミングも迷ったし
どうだ!と思ったら別の部位骨折してるし



でも一番頑張ったのはおまえ
無駄に暴れず、おとなしくしてくれていたし
餌もきちんと食べて
あんな無理な包帯ぐるぐるだったのに
一度も下痢をしなかったから、うんこまみれにもならなかった
包帯をはずすのが怖くて、長く巻きすぎて関節が逆に固まってしまった。
それも、いつのまにかすごくしなやかな関節の動きに治ってた。
こちらの技術の未熟さをカバーしてくれたのは、おまえなのだよ。


外のケージに出したとたん、ポーン!とはじけるように動き走って
筋肉が落ちているかすら分からなくなるくらい
その動きを見たとき、もう大丈夫だと思えた
外で見ると褪せていたような毛並みがきれいに見えてくる不思議



予後不良と判断するには経験もない
世話が大変だろうと予測して決めつけるのもおかしい
予後不良だとはまだ思わない」と反対した
このパターンが最近本当に多い。
結果はどうだろう
4つの足で走りまわっている「結果」を見て
(骨盤は少し狭い、なので今後難産になる可能性はあります
そういう意味では結果はまだ先の話なのかもしれないけど)
まだ次回も同じ状態が来たら、トライもしないで諦めるのかな



性格違えば同じ結果にはならなかったとは思うけど
「多分」世話が大変なので予後不良なんて、説明になっていないのだなと
やってみたこともないのに言うのは変な話
「獣医学的判断で予後不良」笑っちゃうわ
きっとおまえが一番笑ってる
勝手に決めるなと言うだろう


はっきり言って学ぶことは多かった
結果としてそう思える事の方が絶対的に多い。
前日記のツバメだってそう。タヌキだってそう。
どうしてそう簡単にぽんぽんと最初から諦められるのか、理解出来ないことが多い。



二か月もこっちこそありがとう
どうか元気で、そして二度と会いませんよう