ito_kei2010-08-20


先ほどリアルに煙が出ました…
なべがえらいことに。もうもうと台所に煙が…
いろいろな意味で冷や汗の夜であります。



今日やっとこタヌキっ子二頭を一緒にリリースしました。
あんまりに暑いので、外に出すタイミングをはかりつつ
状況に下手に慣れてしまう前に、外に慣らしてリリース!という感じ
体格や時期的にもそろそろ親離れの頃


毎日世話しているとさすがに認識していたようで
まさに犬でした。ちょっと臭い?くらい
触っても「くう〜ん」普通です。
床拭き掃除してると背中に乗ってくるし。
注射しても怒りもしない。
口の中に手を入れたって抵抗しない。
さすがに心配でした。こんなになってしまうと、やってけれるのか。。
それでもちょっと状況が変わったりするとちゃんと警戒はするので
外に出した時どうなるかな、と。



外のケージの整備してたら、部屋からものすごい叫び声が。
ギャンギャンガウガウ
それこそ今まで聞いたこともないくらい
うちの獣医さんが捕まえようとしてたらしい…
普段世話をしていないので、親動物(=私)ではない知らないヨソモノ
あんなに怒り狂うんだ…とかなり意外。
頼もしいほどでした。
そんな警戒バンバンでも自分のにおいかがせたら「くう〜ん」でしたけど…(普通に抱っこして移動出来る。体重計に乗せたって、逃げない)
あんなにも態度や警戒が違うのは、やっぱりタヌキなんだなあ、と思ってしまいました。



そして興奮させると肛門腺が出る(液体出る)部屋中、ぷう〜ん…


外ケージに出してからはもちろん近づかせないし、余地を与えず
(しゃがんでじっと待ってたら多分寄ってきますが、驚かせてはさっさと立ち去る)
寄ってきそうだったら怒って追い払うつもりだったけど
人が入ると本当に「息をひそめて隠れてやり過ごそうとする」感じ満々。
おお、なんかもうそれタヌキじゃないの。
バッタを入れればパクッと食べてる。



はたして野外で人に近づかないか?
餌は自分で探せるか?
交通事故にあったりしないか?
救護された時点でものすごいハンデ
親のようには教えられない。
「捨ててくる」に近いとも、思わないわけではないです。
それこそ発信機があるといいのにな。



うち一匹は断脚で三本脚。
それでも動きはほとんど分からないくらいでした。
何よりビビりまくりの私が断脚なんてよくやってしまったもんだ…怖かった。
(もともとはすねのあたりでちぎれてた状態
どうも具合が良くなくて、迷いに迷った上で太ももあたりで断脚しました。
ある意味度胸がつきました)
ハンデの上のさらなるハンデ
野外で三本脚の個体は実際にいるし、勝手に憶測で「きっとダメだからリリースしない」(うちはリリースしないってことは、選択肢は一つしかない)
そういうのもヤダ



基準もないし、うちでは前例もないし、どうなるかは分からないけど
それなりには育てたはず
いつでも思うのはもう二度と会わないように。



タヌキっ子の世話の日々ではっきりとわかったこと。
虫が怖いです。
かなりダメです。
特に若干の硬さしかない外皮しかないようなタイプ
コオロギとか、むにゅっとすると出ちゃいそうな無駄な硬さがダメ
硬くするならカブトムシくらいがっちりガードしてもらいたい。
バッタとかセミとかカマキリとか結構とりましたが、毎回鳥肌でした。