ito_kei2010-09-08


左上腕骨と、右下腿骨骨折
この症状で、生死の価値は分かれるのか。


私には分からなかった。
体重、血液検査、反射、その他口の中だったり目だったり、全身、ほとんど見ていないうちに生死の判断が下る。
それらは判断したあとに調べでもよい材料でしかないようだった。
理由は折れてるから、治らない?


死の判断に至る理由が納得出来るほどに提示がされなかった。
「治療したって治らない」という理由を述べるだけではないの?
「やったことない」「管理が大変」「難しそう」
これは納得出来る理由ではなく、やらない為の言い訳というのだよ。
「獣医学的判断に基づいて安楽殺」という言葉に置き換えられる多くが、難しそう、やったことない、大変そうだからって理由に過ぎない。


やったこともない、ましてやる気もない人に任せたくはない。
結局事務員は頑張りました。
時間もかかったし、弱っていたから時間かかりすぎて負担が強くなってしまったか、最後にしてダメだった。 それでも、教科書を読んだだけでは分からなかった案配、力加減、難しさ、たくさん得た。願うならば、麻酔から醒めて動いてみせて欲しかった…


こういう場所にいて、専門職だという自覚と説明責任、判断する根拠の説明、全て必要になってくる。 それがプロなんだから当たり前。
もっともっと死体で勉強しよう!