ito_kei2010-09-10


つい先日の骨折整復のこともあって、いろいろ練習してみようと思ったのですが
これがまた難しい。
本当に難しい。
相手は翼のみ、体はもうない状態なんですけど(気持ち悪い世界ですみません)
なんでそんな体勢も力加減も自由自在なのにうまくいかん。
血も出なければ、呼吸も気にしなくていい。時間も無制限。そんななのに。
ピンをまっすぐ刺して、固定するって言葉にするとごくごく単純な作業のはずなのに!!
こんなんでいきなり本番って無理があるだろう、と改めて実感


何回かやってみても全然ダメ
むしろ逆に分からんくなってきてしまった


ぐいぐいっと骨に刺さるべくピンをさすと、筋肉やらなんやらですべる
力を入れてるほどに滑った瞬間自分の指に刺さる。
もうなんかここ数日数回刺してるんですけど…
ピンなんて鋭利な分これがまた痛い…
この辺も力加減とか、押さえ具合とかも絶対無駄な部分が多い気がする。


あるいは骨折を作ろうとしても、うまい骨折なんて早々出来ないらしい
鳥の骨なんて本当にストローみたく空洞(死体だから余計)
いい感じになんて折れてくれない。。。
というか簡単に折れない
手ごろサイズ(中型以上)ともなると、普通に力込めたってポキンと折れない
金槌使ったら粉々になってしまった…
今練習したい「理想の骨折」すら出来ない始末。


実際野外で折れるという状況がどんな強い衝撃が加わっている事なのか
交通事故なんて骨一本で済むわけない。全身にダメージは出るわな。
(自分が身をもって体験したのもありますけど)


このサイズの鳥で、ここのこういう骨折が来たら、どの太さをどんな角度で
どれくらいまで力入れて
どことどこに支持を入れて、どこで曲げて
どう包帯して、どう管理して
何一つ分からんのではないか…
そしてそんな思い描いたような骨折が来ない



写真はあり得ないんで「これでいいらしい」とは思いませんよう。
情けない記録です。方向もめちゃくちゃだな…
理想とするのはもっとなんだかスラっと美しい。無駄がなくてスマート。
あんまりバカバカ撮れないんで、念のためにだけ撮ったけど
美しさがない!
違う、違うぞ!!
ちなみに左側のホネの上腕は写真以上に実際粉々になってしまって
どうにもならん位になってしまいました。
ホネ好きとして、やればやるほど砕けていくのは見てて心苦しい
乾燥するとパキパキと割れてしまう。
こんなに破片が出たら短くなっちゃうがな。。



もちろんみんな標本行きです。