ito_kei2010-11-13


今日も張り切って事業仕分け


解剖も何もされていない某猛禽
2007年搬入後、翌々日に急死している。
体重もない、血液検査もない、当然レントゲンもない
カルテに書いてあるデータが少ない…なんだ、なんで急死してるんだろ?
劣化しまくり、強い酸敗臭の中解剖してみる
(解剖というか、解体のつもりでやってた)



気嚢、肺、体の中、白いつぶつぶがいっぱい…!
開いた瞬間「うえっ!」声が出てしまった。
冷凍保存中に起こった変化じゃないと思う(未確定です)
もしかして、アレか。カビか。



体格もいい、骨折もしていない(古い大腿骨骨折の痕はあった。野生下でもなんとかなるのか…)
あとはもうドロドロなんで、よくわからない。



なんだか言いたいことはたくさんあるけど
原因特定なんてもう出来ない、どうにもならん。
劣化がひどくて触るだけでするすると羽がとれて普通の皮膚みたいになってしまう。
骨格標本行き。



今日でついに事業仕分け、基本終了
あとは作成過程に入るものはたくさんだけど、仕込み済み状態(それが長いんだけど…)
よくわからんなぞの死体は全部片付けました。
ぎゅうぎゅう詰めだった中身
うわっ!と思うくらい一掃してやる!と言ったのも実現しました。
(仕分け後の廃棄用の箱と学生さんが作るモノが入っているので、ゼロじゃないけど)



そしてついにこの冷凍庫(もはや冷蔵庫)の所存変更の話が決まりました!!
変えたい!と訴えててよかった…
やった…!



他にも気になる冷凍庫はあるけど、手を出すかどうかは考え中
スペースを作ればまたジャンジャンそこに突っ込まれる気がする。
そういうとりあえず的発想を変えない限り、同じ事はまた起こる。
それはもう、いなくなったあとのこと。
私の手を出すことではない。



本日の標本
翼のみ剥製 2
毛皮進める 結局1
骨進める 数不明いっぱい、順番待ちもいっぱい




ミズナギドリの相談と搬入が続いています。
日本海と太平洋、本州上空を飛び越えるという説を聞きますが
バタバタとミズナギドリが来るのは毎年ある
何かそういうシーズンなんだろうか…
わざわざ海のあるところまで移動するのは何時間もかかるので、とにかく高いところから放って飛ばせるしかない(再回収も出来ない覚悟で)
元気があって飛んでいくやつも結構います
今日来たのは…ぐったり、神経症状、ハジラミ満載、保護数日経過…
経過はまず厳しい。