ito_kei2010-12-16

以前も書きましたが、予定通りお昼の勉強会でムササビの話をしてもらいました。


http://d.hatena.ne.jp/ito_kei/20101207

もう、全然フォローなんて必要ありませんでした。
さすがでありました。
フォローするなんておこがましいったらなかったです。



あずかりの子であるという事を忘れないでいること
いつかは自然にかえっていくものだと思うこと
とはいっても、きちんと愛情持って接すること
その子のペースに合わせること
ちゃんと野生には野生の力があって、ペットにはならないこと
思っている以上にずっとずっと考えていてくれて
むしろ私もうなずいてしまいました。



普段の勉強会はシビアな話が多い中、ほほえましい写真と一緒に無事成長していく姿があって
参加してくれた方も結構いて(20人超え!)
やってよかったです。
イモムシみたいな生き物(失礼)が、成長して、精悍なムササビの顔になっていく
そして今もなお山にいて、たくましく生きている
あまりにリアルな事実があります



最近はたまにしか帰ってこないそうで
外泊の日も多いそうです。
たまに帰ってくる、いいですねそんな感じ
自分の意志で出ていき、外で生活し、巣も見つけて、たまに帰る
少しずつ野生に返っていく、まさに地で行く感じ。



繰り返し言っていること
生態系への影響はないと思う
でも、生態系を考えられる人を増やす
実際の一羽一頭以上に大きな影響をもたらせるようなきっかけを作る
それが将来の何十何百と助けられることにつながるように
「たかが」一頭、されど一頭です。
言葉尽くしても伝えられないことを伝えることができる。
その役割は十分に果たしてくれた気がします。



そんな経験を出来る人は滅多にいません。
そこまで来る努力や苦労は計り知れないところは大いにあります
そんな機会に私自身も立ち会えたこと、とてもよかったと思っています。




去年の今頃はホント離乳だ何だと苦労していました。
経験のない余裕のなさがすごかったなあ…
救護者さんともこの一年で仲良くなったのかあ〜としみじみ
(まさか一緒にご飯いったり、花火見に行くとかそんな仲になるとは!)
もう半年以上たつけど、写真見ててもやっぱり顔が違うのがよくわかる。
「うちのムサ」含めて
なんとなくひとつまとめて区切りが出来たような気もします。
本当にありがとうございました!