ちょうど一年前、前職場で処置して(断翼)譲渡したツバメがいました。
ちょっと久々に元気にしているとの連絡がありました。

一年前
第二の鳥生? - itokeiの日記 〜野生動物救護的生活@奄美


あ〜、なんだかとっても嬉しい。



譲渡した後もちょくちょくメールで連絡は取っていて
ケアに関する相談などもやり取りしたりしていました。
私が実際初めて断翼処置をして、生かす選択をした鳥
ちょっとやっぱり思い入れがあるわけです。
でもあんまり「元気!?元気!?」とぐいぐい聞けないのが性分(ムササビにしても気になる癖に、あんまりがっつけない小心者…)
転職以来少し間があいていました。



どうしても最初の冬越しで落ちてしまう個体が多い印象ですが
丁寧に面倒を見ていただいて、無事冬も越して
丸一年がたちました。
(この個体以外も譲渡になったツバメは当時・過去いましたが、9月頃を境に体調を崩して落ちてしまう事が割と多かったのです)



写真も見せてもらいましたが、つやつや、元気そう。
尾羽もきれいに長いまま(片翼ゆえに止まり木が低め、となると尾羽が擦れてしまうことが多いですが、ぴんぴんでした!すばらしい!)
定期的に体重も計測記録模してくれているようです。
カメラの前できょとんとした顔も、緊張でバッタバタということもなさそうです。
とっても大事にされている印象が伝わってきます。






「生かす」選択でよかったのか…
あっという間に落ちてしまったら…
本当に良かったのかな…
もてあまされていたら…
ボロボロでかわいそうな姿だったら…
ずっと考えていました。
正解はない世界で、それでもたくましく、人のもとで生きるという生活を許容してくれたツバメ(と、受けてくれたご家族の方)に感謝したいような、問うてみたいような、そんな気分であります。




「どうか元気で」と思っていたあの時
こうして大切に過ごしているということ、渡したっきりじゃなくて今でも連絡が取り合えるということは、本当に、とっても嬉しいです。