ito_kei2011-11-04

はるばる、銚子まで行って来てみました。
目的はクジラ。
マッコウクジラです。



何度目のチャレンジかすでに分かりません。
この季節、一時は毎年のようにチャレンジしていたのですが、波で欠航、出るけど見えず…そんなのばかりでハズレまくっておりました。
以前は季節はずれのカマイルカ(この季節はほとんどいないはず)が見えたものの、やはりマッコウには振られ…
そして…
今年も振られました…



今まででは一番コンディションは良かったかもしれません。
(大抵ものすごい揺れで、波しぶきもすごいわ、立っているのも苦しい時も)
波も穏やかで、べたなぎ。
探すには探しやすい…が!出ない!
さすがにこのコンディションでは見落としたわけでもなく、居なかったんでしょう。
しょうがないです。相手は自然のものなんだし。
実際見たことがない分、イメージすら沸かない人…



とはいえ、割とミズナギドリなどはいい感じで見えました。
オオミズナギドリに関しては今までで一番いい感じ
(だって船が今までに比べて揺れないし、しぶきも気にしなくていいから)

ばばーっと。


マッコウは出なかったけど
思う存分シャッターを切れるのはそれはそれで気持ち良い!
日ごろあまりカメラを使えないフラストレーションが発散できる感じ。



外洋に出るとミズナギドリも(多分ミズナギドリ以外もちょこちょこいたのですが…はっきり分からず)増えてきます。
船に付いてくる
楽しい!
クジラだけが目的の人より、鳥も楽しめるとなんだか得した気持ちです。


もう撮り放題でありました。
しかし、ある程度揺れる船、エンジンの振動、鳥の動きは早い。
難しいことは難しい…



↑ミズナギとの大きさの違いが伝わりますでしょうか。

クロアシアホウドリはちょこちょこ見えました。
サイズがはるかに大きいので、とても目立ちます。
銚子沖だとコアホウドリもたまに見えましたが、今回は見えず。



ミズナギドリばかりですみません…
しかしいつも数少ないチャンスに必死感でしたが、今回はホント、見放題の撮り放題でありました。



水面すれすれを滑るように飛ぶ姿は、とても美しい。

無駄がない動きは見ててもすばらしいものがあります。
まあ、陸上での動きのどんくささは逆に際立ってますけど…
(以前御蔵島で思わず捕まえてしまったことが…)



港に戻った頃は曇り空だったので、カモメもたくさん撮ったものの、薄どんよりしたものばかりでありました。
識別…うーん、まあ、いいか。そんな感じ。
あまりの数に逐一識別する気はおきなくなってしまった。
(カモメはとても難しい。若鳥にも第一回・第二回冬羽とか、多様すぎる…)



マッコウクジラウォッチングのシーズンは11月から。
なので、多分シーズン一発目であったと思われます。
残念な結果ではありましたが、それも自然。
銚子も震災や津波の被害を受けていて、まだまだ復旧中です。
参加することで一つ援助になれたなら、それもまたよし。



しかしこうも見えないと、むしろ「このやろー!絶対見たる!」と思ってしまう。
ホントは銚子にこだわる必要はないと思うのですが…
いつか見てやる、マッコウクジラ