ito_kei2011-11-25

昨日の続きです。


公園の後はいよいよ、弥富・鍋田干拓地へ。
冬季になると、冬猛禽で有名なのです。
チュウヒやハイイロチュウヒがここでは有名。
そう、一昨年に来た時も、もちろん今回も
コミミズクが見たい!!!!



1時過ぎについて日暮れ5時まで、延々とだだっぴろい農耕地をうろうろうろうろ
ひたすら待ちます。



タゲリもわんさか
タゲリも憧れ度が強いです。
日が差すと背中の色合いもホントきれいでした。

しかし風が強い
冠羽も強風に飛ばされそうでした。


ケリもなんだか寒そう。



鳥探しのおじさん(何もない農耕地で低速で車を走らせる人はたいていそう)に聞いてみたり、ちょっと情報収集しつつ
「コミミズク!?来てると思うけど、見えないって!」
「寝ているやつ?ああ、100%!!探せないよ!絶対わかんないって!」
ああ…そうですか…そうですよね…
この広さで探せるなんて無理だ。。それこそ飛びださないと分からない。
ハイイロチュウヒは来てはいるそうな。
しかし、こちらも見えるのは日暮れ前だそうだ。
カメラをやっている人にとってはハイイロチュウヒ(ハイチュウと呼ばれます)特にオスは人気
コミミは若干人気薄な印象です。




私自身いまいち分かっていなかったのですが、木曽岬干拓地と、鍋田干拓
地図上では近いし、同じ場所を指しているのかなと思っていたのですが
(「弥富に鳥見に行った」と「鍋田に鳥見に行った」が近いような、そういう感覚)
木曽岬干拓地は立ち入り禁止区域で、堤防の向こう側
鍋田干拓地は堤防のこっち側
木曽岬干拓に来ている鳥も、高く上がった時などに堤防の上まで来たり
あるいは鍋田の方に縄張りやねぐらを取っているもの
つまり、木曽岬干拓にいる鳥はなかなか見えないのです。



うっかり行きすぎて有料道路の木曽川を越える橋に乗ってしまったのですが
その時少しだけ木曽岬干拓が見えました。
葦原が広がっていて、まさにチュウヒやコミミズクがいそうな景色
え、入れないもんなの!?と知ったのは、現地で鳥見てるおじさんに話を聞いた時だったのでした。
そうか、毎年来ているかもしれない鳥も、堤防を越えて来てくれなければ見えない
なんだかもどかしいような、この向こうに何が飛んでいるんだろう…
そんな近くて遠いような
も、もどかしい…!
立ち入れないだけに「野鳥の楽園」になっているんでしょう。



日が暮れるまでに、チュウヒ(一瞬、しかも、まさに堤防向こうから飛びあがった…)チョウゲンボウは見たものの
当然のようにコミミズクは見つけられず。
このどこかにねぐらとって寝ているんだろうに…!
日暮れとともに動き出すとはいえ、寒い!



日が暮れてきて、いよいよ薄暗くなってきて
場所を教えてくれた鳥のおじさんも撤収していきました。
とりあえず寒い
さすがにもう無理、帰ろうとした時に何か飛んで近くに降りました。

↑かなり暗いのが伝わりますでしょうか。
双眼鏡でももはやよく分からない。
カメラで解像度あげてみた方が分かるくらい。
小さい。しかも、二羽。


苦しすぎて申し訳ないです…
なんとかマシに撮れたものをトリミングしてみましたが
コチョウゲンボウのようでした。
現地でどんだけ考えたことか…


こちらも初めて見たのですが、小さいわ、動きが俊敏。
すごい速さでなんだかシギやチドリのようでした。



これ以上はあんまりに寒いのと、こちらも車のライトをつけざるをえなくなると照らすことになってしまう
まさに真っ暗なので、横を見えない一人では限界
帰路についたのでした。




またしてもコミミはハズレ…
でもなんとなく兆しが見えたような気もします。
おじさんにも「12月やもっと寒くならないとダメよ」と言われました。
これ以上季節が進むと防寒策も大変かもですが…今季もう一回くらいはトライしてみたい!
一昨年はもっと漠然と探していましたが
なんとなく分かってきた。
次こそは…!!



一人レンタカーツアー、今回も無事満喫して過ごすことが出来ました。
また頑張ってお金貯めよう!