久々、救護動物ネタです

5月にいったん別のところに移動したうちの元居候
ついに居候ゼロ(ネコ除く) - itokeiの日記 〜野生動物救護的生活@奄美

換羽を終えて、私の準備も済んで。11月に戻ってきていました。
また1からのスタート、私も銭湯通いでした。


4〜5月のプレトレーニング以上に今度はもっとしっかりした筋トレ
夜明け前に外に連れて行ったり
呼ぶと来るようにしたり
まさに私には本で読んだり友人から散々聞いてきたことをすることになりました。
教科書通りにはいかないとはまさにこのこと
大変苦労しました…


バタバタっ!と暴れるだけで荒くなっていた呼吸も、いつしかそうそう荒くなることもなくなったり、収まるのも早くなったり。
餌も通常食べているカエルを食べさせたり
もう少し、あと少しと考えればきりがないし
そうこうしているとまた渡りのシーズンが迫ってきてしまう。
「ここまですればOK!」という基準は難しい。



ということで、ついに先日リリースしてきました!!
取材も入ってもらったのですが、私が思っていたよりもスムースに
ふわっと上昇して、林の向こうに飛んでいきました。
下手すると近くの木に止まったらどうしよ!とか思っていましたが
全然大丈夫でした。
まあ、取材の方々写真が撮れなかった!って言ってましたが…(だからあっという間ですよって言ったのに〜)
当然ですが私も写真なんぞ撮っている身の余裕はありませんでした。


あとはもう、あれこれ考えても仕方ありません。
あとは本人(本鳥)次第、奄美は餌動物(カエルやトカゲ、虫など)は豊富なんだから、そして小鳥を狩るよりは絶対的に捕りやすいんだから
頑張れ!としか言えません。



3月末から、1年近くかけてしまいました
私が教わったことはとてもとても多いです。
「リリースできた」という個体としての結果以上に、得られたものは多いです。感謝感謝です。
そこまでするか・しないかも、誰も判断しきれる人はいない。
しなければ得られるものは少なくなる。
あきらめるならそれは一瞬で済んでしまう命
去年たくさん来た、衰弱や餓死寸前個体が続いたのも自然現象かどうかも分からない
実は何かを予兆していたかもしれない
それこそ、継続的にしっかりデータ取っていかないと分かりませんね。
そしてついに風呂場が空きました!!久しぶりに全体掃除して、ちゃんと風呂場に戻りました!すごいぜ!!



とか言いつつ、その数日前に自ら怪我した鳥を見つけてしまい、保護
居候は居続けるのでありました。
風呂場じゃなけど、洗面所?脱衣所?がめちゃ狭い(今二羽居候います)そこを使うときは、静かにこっそり。譲歩する生活が続きます。