土曜に「イルカが打ちあがった」と連絡が来ました。
おおお!今年一頭目、しかも週末。いいタイミングで来た!とはやる気持ちをおさえつつ、仕事明けに現場に行きました。


いたー!

真ん中のつるっと光っているやつです。



スジイルカのようです
(状態は良いとはいえ死体なので、画像小さくしてあります)
まだ新しい、腐敗臭もしないし、状態はとても良い(変な表現ですが…)
もっと時間がたつと黒くなってきて、模様も見えなくなります。
オス?はっきりわかりませんでした。
大きな傷もなさそう、歯がかなりなくなっているので、老齢個体?



この日は簡単な計測のみで、明日に解剖しましょう!となりました
Amami Wildlife Rescue(旧骨部)としては外せません!!もちろん海洋生物研究会と合同(メンバーがかぶるから)です
潮満ちたら大丈夫ですかね?と思いつつ、そのままにしてしまった…



翌日午後は前日記の猫話があるので、午前で片づけねばなりません。
勇んで行ってみたら、みんなが海を眺めております。
そしてイルカは、ぷかぷかと浮かんでおりました…


しかも時化
波荒いので、とうてい泳いで取りに行ける状況でもありません。
1時間以上、なんどか再度打ちあがらないものかとながめていました
一回だけ、昨日いたところに打ちあがったのですが、すぐにまた波に戻され、下の岩場にひっかかったのか
沈んだまま見えなくなってしまいました…


こうなってしまえばもうどうしようもない
この日は断念したのでした。。。


久しぶりのイルカストランディング、あの時ちゃんとロープを念のためとかけておけば…!
大後悔でありました。
去年夏場にもスジイルカは上がっているので、別のところで埋めている個体はあるのですが
あー!貴重な標本が……