某赤い鳥がすでに一か月以上、居候しています。
骨折バキバキ、筋肉もすでにボロボロで皮一枚状態だったので、やむなく断翼。


種類によっては持ち込まれた時点、みた時点で予後不良なのですがね
飼育下でなら生存可能、かつ、変な話…見栄えするものというか、動物園等でニーズのあるもの。
奄美では幸い「リュウキュウ」と亜種名が付くものも多いので、まだニーズは比較的あるものが多くいます。


傷が落ち着いてきて、片翼のアンバランスにもある程度安定してくると、次は餌付くかどうか。
人口の不自然な環境で、餌を自分で食べてくれること。
そして自然ではない餌を食べてくれることが動物園行きの条件みたいなものです。


実際はトカゲや昆虫、カタツムリ、はてはネズミも食べるような赤いやつですが
私には到底供給しきれないので、まずは魚やエビ。
以前は毎晩カエルを獲りに夜な夜な出かけていましたが、かなりキツイのと、意外に体重増加につながらないこと
外来種の魚がある川で結構大量に捕れることが分かったので、それ以降は魚に頼り切りです。
最終的には冷凍してあるような魚を食べてくれればOKなのです。


6月下旬に保護され、いわゆる治療を終えて居候生活になって一か月以上、
ほんっとう〜〜〜〜に、根競べでした。
活餌(生きている川魚)は食べるけど、冷凍の死んでるものは一切食べず
活餌の中に一匹だけ冷凍まぜても、きちんと残し
多少空腹になっても残し、活餌はすぐ食べる。
それを何度も繰り返し。
その入れ物に投入されるものはエサなんだとなんとか認識させるべく、日々日々。


そしてついに!
8月中旬(13日)にあれ、食べてある…?
となったらどんどん食べるようになりました。
やった!!
なかなかに長い闘いでありました。


これまで活餌を絶やすとまずいので、休日のたびに魚獲りに出かけ
きわどい(明日のゴハンが足りないわ!!状態)ときも数あれど、、なんとかこれである程度しのぐことができます。


しかし!冷凍在庫もいよいよ少ない
なんだか今年は魚取りの罠を入れても去年ほどどっさり獲れなくて、ちまちま数日分確保状態でした。
かくいう本日も魚獲りに励みましたが、またしても数日分。
結局休みのたびに出かけることに変わりはありませんでした…


今は動物園行きへの手続き中。
そんなこと言ってると、また同じ種類が来てしまうかもですが…
今年はすでに5羽(2羽リリース、2羽死亡、1羽居候)
毎年これくらいはやってくる。今年は、あとどれだけくることか…