スズメぇ


世間の動物病院や救護センターも大いにそうであると思いますが、
わが研究室も鳥のヒナが持ち込まれまくっています。
ドバト(巣が取り壊されてやむなく)は数日で昇天…
スズメ(成鳥)は多分衝突かなにかで、気嚢破裂?ですぐに昇天…
そして今日もスズメの生まれてすぐの状態の3羽がいます。
研究室卒業人のおうちでも持ち込まれたりしている様子。


死んでしまうともっとなにかできたんじゃないか、と考えてしまいます。
まだまだ自分の技術不足を感じずにはいられません。
そして、またドバトのように野鳥とは多少異なるものは、もし成長しても
どうするのか?と話し合ったものでした。
結論がでませんが…。どれが正しいのか。


研究室にはリハビリケージはないので、しかるべきセンターに連れて行ったほうが
いいかな、と私は思っています。
飛翔能力がやしなってあげられないので。
でも責任転嫁じゃないか、とも言われたり。
持ち込んできてうちの研究室に渡してきたヒトもすでに責任転嫁してるといえばそうですが。
ある程度ひとり立ちして、放野不可だったら飼えますか?と聞くべきか。
獣医の研究室が持ってくる場合もあります。
去年はどうかんがえても巣立ち雛を連れてきていました。もちろん元に戻させました。
(よく見たら兄弟がいたという話…よく見なさい!)
これは誤認保護ということがあると知ってもらえたかな、と思います。


こうして多少なりとも「リハビリテーター」的な役割をできる人材がいる研究室として知られていって、もしかして何も出来ず、あるいは間違った保護の仕方をして死ななくていいものを死なせてしまう、そういったケースを減らせるならそれはそれでいいのかな、とも
思ったりします。
まあ、無事放野までいたったケースはないですが…。
救護センターの存在もこうして知られれば、役割もはたせるのかな。
見よう見まねで死なせるよりは、然るべき場所に連れて行けるという流れが分かっているのと分かっていないでは違うはずだから、まあ、いい傾向なのかな、とも思います。


しかしこうして年々増えていく感じ、来年とかもっとすごかったりして…そりゃ困る。