ito_kei2007-10-14


もう旅から一ヶ月たっておりますが…
日々過ぎるのは早いです。


久高島に行って、初めて行ったあの頃と違うものの見方になっていると強く感じたことが一つ。


ネコのこと。


島にはそこらじゅうに普通にネコがいて、勿論お宿にも親子ネコがいた。
1匹だけ、首輪をした子がいたけど
大抵の子は、「半野良」状態で、勝手に増え、勝手に過ごしていると思われます。
お宿の庭に住み着いてた子たちも、ある程度の距離からは近づいてこない。
ほかで見た猫もほとんどそうでした。


「飼い猫として大切に」という感じではなく、当たり前にいて、気まぐれでゴハンあげたり…
そんな感じじゃないかな?という印象。
どこにでもある沖縄の風景といったら、それまでですが…


やんばるに行ったりして、ノネコ問題は少しは知っている。
適正飼育をすすめようと頑張っている人たちがいる。
適正飼育、つまり避妊去勢をきちんとする(繁殖予定がないならば)、室内飼いにする、
なにより責任を持って飼育する。
どこに行ってもノネコ問題はついてまわってきた。
奄美も勿論同じ。



ある意味島という限られた場所だけど、野放しに近い。
島にはあまり生き物はいなかった。元々野生動物が豊富そうな感じではないし(植性など)
全く分からないけど、
少なからず、野生の生き物を捕食(あるいは捕獲のみ)をしているんじゃないだろうか。



「適正飼育」をすすめていくにあたって、例外を設けるのはおかしな話。
だからこういう当たり前のような風景のところも、どうするべきか?
難しい…と考え込んでしまいました。
答えがあるわけではないけど
外にいるネコを「かわいい!」とだけで見れなくなっている、そんな自分でした。


何も考えずに、と思って行ったのに、やっぱりそんなことを思ってしまったことでした。