ヒヨドリ


私が来る前が一番ヒナの持ち込みが多くて大変だったそう。春先。
確かにスズメは私が来た時点で9羽(確か)いて、ツバメもいて、カルガモもいて。
それぞれもう自力で採餌出来始めてたから「やっと手のかからなくなった」ころ。


それらも順次リリースされていって、少し落ち着いてきたかなー、という最近でしたが
なんとなくここ数日で再びヒナ搬入が増えている気が…たまたまか!?


やっぱり怪我もしていなくて、巣立ち雛の誤認救護としか思えないケースが多い。
(リリースするときに、元いた場所付近でリリースするので、その時に保護者さんに説明することがあります。
もっと事前に対応している場合もあります。)
搬入されるのは、保護して数日家で面倒見てから、というような「元に戻しても親が既にいないかも」な時間を経過していたりするものです。
最初に問い合わせてくれたら…なんて思うことも多い。


せめて人工育雛のスキルをボランティア学生さんにも得てもらいたい。
(もちろん自分自身にも)
その大変さにも。
うまくいかないことも多くある。
でも「やってみてわかること」もたくさんあるので、どんどんやってもらうようにしてます。


電話対応で「ひとが親鳥の代わりをして飛び方や餌の取り方、外敵からの逃げ方、いろいろ教えるのは出来ないことの方が多い」という説明も実感がこもってきます。
良かれと思って、ネコに襲われるかもと思うと思わず、などなど保護してしまう・手を出してしまう気持ちはよくわかります。
だけど十分な技術もなく結局死なせてしまったりするのもよっぽど悲しいこと。
親鳥と引き離してしまうことも悲しいこと、必要のないこと(ずっと親鳥を呼んで鳴いている(と思われる)個体もいます)
なんとか誤認救護も減らしていきたいと思います。
そのためにはそれが誤認であると知ってもらうことからですが…