先日タヌキがリリースされました。
初めて自分がメインで骨折の整復術をした個体でした。


当然一人でなど出来るはずもありません。
先生方たくさんのフォローあってこその手術でしたが、それでも初めては初めて。
やはり特別に思い入れの残る個体になります。
別段、特別にかわいがることも何もないですけど、忘れないでしょう。


まさに「らしい」骨折、
健康状態もさほど悪くなく、体格もまずますの個体であったのも手術に耐えてくれた部分があったのだと思います。

教科書通りの骨折なんてめったに来ないので、変な話タイミングよくやってきたという所。

野外ケージに出したとたんに走り回り、穴を掘りだしてました。
3か月して(多少の都合により入院期間が伸びたりはします)
しっかりと走っていく姿はやっぱり感慨深いものがありました。
リリース現場には立ち会っていませんが、動画を見て「これなら安心」と思えました。


骨折による哺乳類の搬入自体めったになく、しかももっともっと難しい場所ばかり。
はじめてのトライにしてリリースにいけたのは本当にうれしい限り。


「元気で!」
もう帰ってきませんように。