ito_kei2009-08-25


週末は大阪自然史博物館のイベント、ほねほねサミットに出展してきました。
骨を使った何らかのことをされている方(個人・団体)の集まりです。
沖縄から北海道まで全国から集まってきていました。


こちらは救護施設ということで、救護動物の標本をいくつか持って行き、傷病鳥獣救護について、こうした標本について
職場の活動紹介を兼ねて行いました。
ちょうど学祭のような、ブースを出しての展示と説明。
2日間ずっとしゃべりっぱなしでした。
さすがに声がかれました。


他の出展者、レベル高いです。すごいです。
「マジパネェっす!(最近流行中)」連発でした(笑
興奮しっぱなしでした。
一度は直接お会いしたいと思っていたような方々もそろって集まっています。
サインしてほしいくらいでした(骨に?)
それぞれの思い、骨への愛がひしひしでした。
まさに芸術作品!
ここまでくると気持ち悪いというよりきれい、かっこいい範疇です(偏見かも)


魚の全身骨格とかもうすごくきれいでまさに職人技!
魚が今回最も感動いたしました。
あそこまできれいに仕上げて、そして展示して、素晴らしいです。
うちでやったらネコが即効襲ってきそうです…でもやってみたい。


授業の教材に積極的に使っておられる高校の先生やがいらしていました。
ああ、こういう先生にもし早いうちに出会っていたら人生変わっていたかもしれません。
こうしてきちんと教材として活用しているというのも、素晴らしいところです。
ちょうどこちらのブースから見える場所だったので、もううらやましいやらすごいやら。


漫画喫茶でもいいか!と軽い気持ちで乗り込んだら、予想外に友人に再会。
畜産学科のころからの友達なので、元は野生動物関係でも何でもなかったのに、まさか10年してこうして野生動物関係で会うことになるとは、何か不思議です。
そして即効泊めてもらうお願い。
無茶振りもいいところですが、快く泊めていただけました。ありがとう!助かりました。
他にもここでお会いするとは思わなかった!という顔ぶれにたくさん会いました。驚いた…
野生動物関係の学会で再会するのはよくあることですが、まさか骨のイベントでもあうとは。
どこかでつながるものです。
貴重な方々ともつながりがまたできました。
本当に感謝しています。


博物館なので一般来場者もたくさん、このイベント目的のマニアックな方もたくさん
来館数は2日間で8000人だそうでした
普段骨を手に取ることもそうそうないでしょう。
「触っていいよ」「それぞれの動物を見比べてみて」
子供たちの興味津津、おとなたちの恐る恐る、面白かったです。
べったり張り付いて、質問攻めする子もいました。将来どうなるんだろう…
実際触ってもらうことでやっぱり全然違います。
「動物ってすごいね!」と言ってもらえるととてもうれしい。
たまたま触ってもらっていて、犬歯がぽろっと落ちました。
それでもそこから、犬歯って根がこんなに深いんだよ!?と教えることができました。
とっさですが、そのあと割と使いました。
「実は個人で作っていて…どうやって作るのですか?」というのも割とある質問でした。
自宅冷凍庫に入っている方は意外にいるのですね。


前回日記で書いた、子ダヌキも非常に活躍してくれました。
頭骨(今回持って行ったのは頭骨がほとんど)にはさらっと見る方も、このタヌキには足を止めていました。
何度も来てくれる方もいました。
「写真撮っていいですか?」と言われるとこれまた嬉しい。
救護というもの、この1個体を助けることよりも、予防することでもっとたくさんの動物を助けられること
そんなこともとてもスムースに理解してもらえることが多かったです。
(前日記でもずらずら書いていますが、高額な資金や設備を投資したらこの個体は生きる時間が少し伸びたかもしれません。
でもそれよりも外猫をきちんと管理することでその倍以上の犠牲を止めることができます。
交通事故を減らすことでもっともっとたくさんの数が未然に救えるはずです)
かわいそうという方も多数おられましたが、それでも砕けた頭を見るとどうしようもないこともわかってくれます。
作ってよかった、持って行ってよかったです。
またこれからも活躍してもらいたい!と思っています。


博物館の企画展(ほねほねたんけんたい)も標本数も多く、わかりやすく、見えてよかった!
本当レベル高いです。


救護という分野からの出展はうちだけでした。ちょっと趣向が違っていて、まずまずでした。
皆さんそれぞれ骨のおもしろさに夢中です。
それを伝えたくて、教わりたくて仕方ない!というかんじ。
いい影響をうけました。
次回行われるときはもっと特化してらしいものを提示したい!と思えました。
次回は絶対もっと皆さん気合い入っていることでしょう…


非常に楽しいイベントでした。
興奮しすぎて全体写真撮れてません。標本の数々も、何かいまいちです…なんてこと…
関係者の方々、出展された方々、本当にお疲れ様でした!
そして、また次回ぜひよろしくおねがいします!