ito_kei2009-12-12


今日はセミナーがありました。
野生動物の感染症について。


聞けば聞くほどぞ〜っとしてしまいます。


セミナー前に職場案内をしたのですが、「え、ここに直接搬入されるんですか?直接?このまま?」
と何度も聞かれてしまいました…
確かに、病理解剖前提の動物が来る場所(死んでいる動物)と、こういう傷病(生きている動物)がくるという点でもまた違いますが
どんな病気持ってるか分からないのに、扉ひとつ隔てて人の生活エリア(ご飯食べたりもする)があって
その隔たりはただの扉なので、空気遮断があるわけではありません。
非常に危ないといえば危ないです。
動物病院でも同じところはあって、どんな病気のものがやってくるかわかりません。
(野生動物を見るとなるとなおさら…)


うちが特別ゆるいわけでもありません。
ウイルスも細菌も目に見えないからこそ常に意識していないといけません。


でも、「あ、なんかこれはおかしい」とちゃんと気がつけるような意識はもっとちゃんと持っていないとなと思います。
危険な場所ではありますが、その分「変なのに遭遇する率(危険な感染症に限らず)」は高いわけで、
解剖をたくさん経験出来るわけで。
怖がりすぎて、何もできなくなってしまうわけにはいきませんし
いずれにしてもいろいろな動物はやってきます。
自己防衛はきちんとしたいところですが、そんなカンみたいなのも養わないとなーと思わされました。



明日はまた別のセミナーに行ってまいります。
ついでに実家に帰ってきます(岐阜には帰れない時間になるから)