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野生に返すなら、「完品」がいい。
元通り、五体満足な個体として。

下の日記みたいな個体を「このまましばらくすれば生えそろうさ」みたいな半端で終わるんじゃなくて
やっぱりふっさふさになってから返したい。
（下日記の個体も原因の疥癬症は治ったし、季節的にも毛は自然に生えると思えばもう終わったっていいとも言えるかなと。でもちゃんと生えきってこそ、ですが）

もともと3本脚のタヌキもいて、それはそれで他の救護原因は治して返した。
ハンデを持っているからこそ救護されるような状況になりやすかったんだろうと思うけど
ないものをどうにもできない。
逆に使えない足を3本になって返すこともあり得る話。
完…じゃないか。
日本語が変だな。

もともと片目が見えていないならそれで生きてたならいいだろう
もともと足が一本ないならそれで生きてきたならいいだろう
もともと毛がはえてなかったら…どう判断しよう。

下のタヌキじゃないタヌキ、毛が生えてこない。
ぼさぼさのみずぼらしい感じ。
おどおどした挙動、たくさん食べる割に痩せてたり、なんとなくさえない感じ
陰睾（いわゆるタマがきちんと降りてない）ということもわかって
もしかして基礎的に何かあったかもしれない。
ずっと気になっていて、なるべく日光に当てたり、栄養的な改善をしてみたり
どうにもかわらない。
よっぽど別のタヌキ（下日記）の方が目覚ましく変化している。

疥癬症で搬入されたけど、ひどい個体に比べるとずいぶん軽度、体重も結構しっかりあった
もしかしてもともと毛が薄かったりなんらかあって、その上疥癬になって、それでだったのか
本人に聞きたくても聞けない。

もともとふさふさだったなら、もちろんふさふさにして返したい。
もともと違うなら、どうしたらいいのか…

来た原因（疥癬）は治した。
どこまでで終わりとしていいのか分からずにいます。
生えそろわない毛をそのままにすべきなのか
できる限りの検査はしたいけど、限界はあるし、金銭的限界だったり、実験動物じゃないという点もある。
自然現象としての何か（腫瘍とか、年齢的なものとか）なら治療はできない。
陰睾も腫瘍化しやすいですが、去勢をして返すことはしません。
そういう素因のある個体ということだから

判断がしきれない
これはこれ、としてもう終わりにしてもそれも一つとすべきなのか、なんとなく消化不良感が強い。
こういう問題にあたると本当眠れなくなります。。

ぐだぐだ日記ですみません。