ペットとしてのウサギは管轄外で、うちの施設の受け入れ対象ではありません。
「違う」それだけで県に突っ返してもよい話。
あとは遺棄された(あるいは迷った)ペットであるという扱いとルートがあるはず…… そうなるはずだった。
あくまでもシステム上だけであれば、県に返してあとは知らない。 県も返されたって困る話。
一定期間ケージか何かに入れておいて、でもどこにも行き場もないし置き場もない…みたいなことも言ってた。
(保健所はウサギは受け入れないらしい、あまり詳しくはないですが)
たらいまわしの図。
それを不憫と感じた時点で、サクッと割り切れない自分がそこにある感じ。



結局は今回は特例としてこちら(あくまで個人)でみえる病院へ連れて行きますよ!ということに。
診えないんだもん、どうにもならん。
手続きのこともあって週末弱って亡くなってしまう訳にもいかん。せめて現状維持でも…!
そんなこわごわとした数日



リラックスしきって甘えてる姿、表情、態度を見て安心しました。こんな表情を私は与えてあげられなかったな… 全然違う。
野生動物だ!と思うともちろん声も書けない、接触も少ない、かなり強引なこともしてます。
家庭の子なら逆にそりゃあ緊張もするだろうな。。対極にあるような扱いの差



無駄とも言える労力、わざわざ1個体のために時間もお金もかけて…

でもあの子の表情はプライスレスでした。


もしかして逃げてしまって探している人が万が一いるかもしれません。
見つかればそれはそれでよいですが
夏場から数カ月そこにみられてて(ノウサギと思ってたから、ごく平和な光景)
動物に襲われて
側溝に落っこちて(しかも水が流れてたらしい)
ハエにたかられて
不慣れな人にぐいぐい触られて


長い長い、つらい日々だったことでしょう。暖かい家庭でどうかほっこり、幸せに過ごして欲しいです。
快く受け入れをしてくださった先生に感謝しきりです。
毎回毎回、身をもって色々な事を教えてくれる動物たちにも会社しきりです。
(渡しっぱなしになるのもあれなので、経過が追えたり把握出来たり、そういう感じではあるつもりです)